12話 デスヘイム生活5
もう一人の佐藤の冒険を進めるので、今回は少なめです
「ドラゴンって言うぐらいだから強いよね」
「そうか?前の俺達に討伐を任せたから弱いだろ」
「一応武器を用意しとくか」
「ああ」
これまで魔獣を倒して賢者級の武器を手に入れていたが俺達は当たり前で武器の素人なので一番使い慣れてる手で戦っていた
「俺達が使えるとは思えないけどな」
俺は剣を持ちながら言った
『そんな事は無い』
「?辛木何か言ったか?」
「いや?何も言ってないぞ」
『わしじゃ!お主の持っている剣じゃぞ』
「えっ、剣が話すって気持ち悪、不良品だな捨てよう」
『ちょ!ちょっと待つのじゃ!』
「何だよ」
『お主、剣の扱いは素人なのか?』
「当たり前です」
『ならばわしを使うが良い』
「は?」
『わしには剣補正の効果が付いておる、使えば剣の扱いが一流になるぞ』
「えっ、ちょっと待ってよ、何でそんな効果が付いてるの?喋れて剣補正が付いてるって他の武器には無かったよ」
止めに入ったのは辛木だ
『わしの前世は伝説級武器なのじゃ』
「嘘くさ」
『本当じゃ!』
「それで、何で賢者級で出てきたんだよ」
『それは生まれ変わったからじゃ』
「へー」
『お主!信じてないじゃろ!」
「待った待った、話が進まないから一回話させてみよう」
「そうだな」
『お主、感謝する
前世わしは伝説級武器だったのじゃ、だが魔王の力に押し負けて砕け散ってしまったのじゃ、それでわしは賢者級武器になっていた、力は一部しか使えなくなったが記憶はある、わしを使ってくれ』
「と言う事だ、どうする宏太」
『む、わしを捨てようとしていた者がリーダーなのか?』
「ああ、そうだよ」
『そこに居る者の方がリーダー気質があるような・・・』
「よし!コイツは捨てよう!」
『ちょ、ちょっと待つのじゃ!』
「まあいい、コイツは他の武器と比べると結構力になりそうだな」
『そこらへんの賢者級武器を一緒にされては困る』
「よし、ドラゴン退治に持って行くぞ」
「分かった、だけど俺の武器も探さないとな」
「なあ、辛木におすすめの武器って無いか?」
『うーむ、見たところお主はあれが良いぞ」
剣が言った所を見るとそこには長剣があった
「おい、どうゆうことだ、あれが辛木に合う武器とは思わないんだが」
『あれは使い捨てとして使うのじゃ、ドラゴン狩りじゃろ、ならばあれが一番良い』
「分かった、これだな」
辛木が長剣を腰にかけた・・・・結構似合う
「じゃあドラゴン狩りに行くか」
「OK」




