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自称日本人の異世界放浪記  作者: sayi
第一章 出会い編
3/33

第3話 異変〜クリシュナ視点〜


 クリシュナは外を見ならがら黄昏ていた。

 自分の主は基本群れること嫌う。一人で仕事をしたがっている。孤独を好きで選ぶように見えるが、クリシュナから見たら寂しそうに見る。いや見えてしまう。


 本音を言えば仲間を作ってもらいたい。でも言えない。主は恐れている。裏切りを。仲間が死ぬことを。


 だから一人を望むのだとクリシュナは思っている。

 華京院・ジン・百合花様もそう思っていると以前聞いたことがある。

 ユリウスは、百合花様の部下だが我が子のように接し、人一倍心配しているのはクリシュナも知っているからだ。


 だが環境が許してくれない。仕事を他の者に変えることはできない。

 犯罪者達から見たら殺されるし骨すら残さないことから【(ゼロ)】と呼ばれ恐怖の対象だが姿を見たものは居ないがステルス船に乗っていることは周知されている。

 それだけユリウスは力を持っており、彼以外ではこなせないからだ。


『どうしたものか…』



 ビービービー



 【家】中に広がるアラート音。

 クリシュナは球体に戻り、急いでメインブリッチに転移し、状況確認に急ぐ。そこに新たな甚平に着替えたユリウスが到着する。


「状況はどけんなっとうと?」

『異常なまでの魔素量を確認。未確認の術式です。何が起きるか分かりません』

「未確認の術式か…規模はわかるね?」

『この【船】事を包囲するように展開されてます。後、地球上でも似たような術式が展開されています。』

「大規模やね!それも似たような術式って…対策は…」


 するとユリウスの周りが光り出した。


「何やこの光は!緊急事態やけん百合花様に報告と何があるか分からんけん防御体――」


 喋ってる最中にユリウスは消えた。


『愚主!!』


 クリシュナは心配はするが今の現象を見るに転移系だと推測したが時間が残されていないためユリウスに言われた通りに作業に入る。

防御体制に入りつつ通信を入れる。


 すると直ぐに百合花様に通信が繋がる。


『どうしました?先ほどの続きで――』


 百合花様は楽しそな顔をするがクリシュナはそれどころではない。


『失礼ながら緊急事態です!!』

『ッ!聞きましょう』


 クリシュナの迫力にただ事ではないと感じとり真剣な顔をつくり事態を聴く。

 クリシュナは今起きたことを全て話した。


『分かりました。未確認の大規模な術式で地球上でも展開されているのですね?それなら【管理者】が関係している可能性がありますね。貴方の見解では転移系の可能性が有るとなると転移先が、何処か分からない以上、着いたら通信やメッセージを送りなさい。返信がなくてもです。こちらでも捜索し続けますので』

『かしこまりました。』


 その時、【船】が光りだした。

 クリシュナは、最後の言葉を残す。


『どうやら時間のようです。この後のことよろしくお願いします』


 百合花様は扇子で口元を隠し、あくどい笑顔になり


『ユウちゃんの事どうかよろしくね!…楽しくなって来ました。フフフ』


 それを聞いた後、光りに包まれ【家】事消えてしまった。



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ステレス船ってなんぞ? ステルスの間違いか?
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