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12・こんにちは美少女




昨晩も、限界まで魔力を使って気絶して、いつも通りの目覚め・・・・のはずだが。




起きて、着替えて紅茶を飲んでいたら部屋に何人もの貴族メイドさんたちが入ってきました。

(男爵令嬢なんかは、上位の貴族のメイドとして働くことも多いのです。)




「「「おはようございます。カレンお嬢様!」」」


「お、おはよう・・・」


なにかよくわからない迫力に気押される。



なにが起こったかよくわかっていない私の前に、メイドたちが一斉に跪く。



「お嬢様、私達にもぜひカレンお嬢様の奇跡の恩恵にあずからせてくだい!」



「奇跡???」


なに、奇跡?

石のカット?

奇跡ってほどのことじゃ。


びっくりしすぎて、頭がよく回らない。



「お嬢様の美容魔法でございます。

 他のメイドが美しくなったので、理由を聞いたのです。

 痣を消し、そばかすを消し、細い目を大きく二重にする奇跡の美容術!!!

 ぜひぜひ私どもにも、そのお力を!!!」



ああ。

そうだ。


あれは奇跡かもしれない。魔法なんだけど。



「わかったわ。

 でもお願い、朝食のあとでね」



私は朝食を取り。

紅茶を飲み。



メイドたちの施術に取り掛かった。



下位の貴族令嬢で、メイドとして働く女性たちは、特別きれいな人はいない。

美人は政略結婚の駒として使えるので、家から出さないのだ。


普通から普通以下の次女以降の女性たちが外に出される。



やっぱり、人生顔で決まるところが大きい。



私はそんなメイドたちを順番にきれいにしていく。



黒子をとり、そばかすをとり、釣り目を普通に修正し(こんなことまでできるようになったのよ)、唇の形をきれいに整え。


ちょっと一か所変わっただけで、人はかなり美人になる。



メイドたちはやっぱり泣いて。



「「「カレンお嬢様に一生ついていきます!!!」」」


と最上級の感謝をもらった。



きれいになるのは

嬉しいね。



屋敷中のメイドたちが、私の味方になった。




グレイスランド家のメイドは美人ぞろいだと評判になるのは、少しあとのこと。








なんやかんやと忙しく毎日を過ごし。

毎日量ると決めていたのに、忘れていた体重測定。


久々に量りました。


44.5キロ!!!

身長も伸びていました。

145センチ!!!



145センチで44.5キロ!!!


もう、デブじゃないですよね?

ポッチャリですよね?

ふくよかと言って、殴られない体重ですよね?



魔力を限界まで使うのを、一日二回にしたのが効いているのかも。




美人ではないですけどね。



そろそろ美人に整形魔法しようかな。





その日の夜。



私は自分の顔をきれいにすることにした。



今は。

眉毛よし。

まつ毛よし。

鼻よし。

唇よし。


目・・・・・糸目。



痩せても二重にならなかったので、二重にすることにします。



魔力を指先に集めて・・・・。


形の良い二重をはっきりイメージしながら、右瞼をなでる。そして左瞼もなでる。

・・・・・。


すごい、パッチリしたきれいな二重だ。


ぽろっと涙が零れる。



姿見には、少し太目だけど、流れるような美しい銀髪の碧い瞳の美少女が写っていた。




パッチリとした碧い瞳は、びっしりと長いまつ毛に縁どられ。

小さく形の良い鼻とくっきりしたかわいらしい唇がバランスよく配置されている。


白く、透明感のある肌には、そばかすも黒子もない。



これで

これで

私はもう、悪豚なんて言われない。




結局、眉毛もまつ毛も目も鼻も唇もお肌も、ぜーーーーーーんぶ修正した整形美少女だけど。

いいよね。









次の日の朝食の時。



「カレン!なんて美しいのだ!!」

とお父様。


「カレン!痩せただけで、こんなに可愛らしくなるなんて!」

とお母様。


「偽物だわ、カレンが美少女なんてありえないわ!」

とお姉様。


「カレンが可愛い・・・・」

とお兄様。



お兄様が優しくなりました。



やっぱり顔大事。




痩せて美少女になった私は、お父様にたくさんのドレスを買っていただきました。

今までのドレスは、ぶかぶかだったしね。











よろしくお願いします。

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