転生しても・・・・
どうやっても不細工な女子高生、梅宮花蓮は失恋した。
ヨロヨロと土手を歩いていたら、川に落ちて死亡。
目が覚めると、異世界の別人に転生していました。
しかし、生まれ変わっても不細工でした・・・・・。
でも大丈夫、新生花蓮は魔法の力がありました!
これは不細工な女の子が、自分も周りも美しく幸せになるため頑張るお話です。
それはある雨の午後だった。
私、女子高生の梅宮花蓮はどんよりと黒雲を背負って
自宅への帰り道を歩いていた。
肩は落ち、背中も丸まり、顔は青ざめ目からは涙が・・・。
雨なのに傘もささず全身びしょぬれ。
あーでも、涙が隠れるのでそれもありがたい・・・・。
私が落ち込んでいるのは、とても簡単な理由。
失恋しました。
1年間好きだった人に。
おまけに彼に、好きな人がいると言われました。
学校一の美少女、莉乃ちゃん。
クラスカーストトップの可愛く、頭もよく、コミュニケーション能力抜群の彼女。
とても勝てる相手ではありません。
気の弱い子とかにちょくちょく意地悪しているから
私はあんまり好きじゃないけど。
対する私は。
勉強できるだけで、特に取柄はなし。
性格は真面目で穏やか。
(つまり、地味ってことね)
なにより私は
不細工です・・・・・・。
不細工なのに名前が花蓮なんてなにそれ笑える。
名前が似合うなんて言われたことない。
きっと皆、心の中で笑ってる。
それにしても。
なんで私は告白なんてしてしまったのでしょう。
結果なんてわかっているのに。
なんでかなぁ。
馬鹿だなぁ。
でも
好きだったから。
ブスはブスなりに、いつも清潔にして身だしなみを整えて。
ほっておくとボサボサになる眉毛のまめにカットして。
剛毛の髪の毛も、毎日ストレートアイロンかけて伸ばして。
その他もろもろ努力しても、天然美人にはなれない。
ああ、可愛く生まれたかったなぁ。
なんてことを考えながら、ヨロヨロ歩いていたのが悪かったのか。
ずるっと、足元が滑った。
ぐるりと視界が回る。
そう言えば、今歩いているのは大きな川の土手だった・・・と思った時には遅かったようで。
私はゴロゴロと土手を転がり、川の中に落ちていました。
(雨で増水しているのね)
そしてブス人生に疲れ、無気力だった私の意識は、もがきながらも途切れて行った・・・・。
・・・・・・・。
パチリと目が覚めた。
白い天井が目に入る。
見覚えがない。
ここはどこだろう?
そういえば川に落ちんだっけと思い出し、助かったんだとほっとする。
だけどおかしい、部屋があまりにも豪華すぎる。
ここは病院ではないみたいだし、私の部屋でもない。
ペールグリーンの壁がとてもキレイ。
天井からぶら下がるシャンデリアも、繊細なきらめきを放っていて素敵。
寝ているベットも深緑に花柄の寝具が可愛い。
そっと起きてみれば、白いフリルのついた寝間着。
自分の手を見たら、肉付きのいい小さくて真っ白の手だった。
ちょっと毛深いけど。
私の指の短い手じゃない!!
見渡すと白い鏡台があったので、そろそろと近づき覗き込む。
・・・・・。
誰これ?
鏡の中には、銀色の巻き毛に碧い瞳の
不細工な少女がいた。
はじめて小説を書いてみました。
よろしくお願いします。




