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Story 1 最後の朝
胡桃「おはよーう！」
階段をドタドタと降りてくる
妹「朝から元気だねー、お姉ちゃんは」
母「ほんと、昔から変わらないわね(笑)」
冷蔵庫を開けて、牛乳を取り出しコップにたっぷり入れて一気に飲む
胡桃「はっー!!美味しいー！やっぱ朝はこれだわ」
妹「お姉ちゃん、時間大丈夫なの？
今日優斗さんと結婚式の打ち合わせなんでしょ？」
胡桃「そうなの!!いっぱい決めることがあって大変なんだけど
それがすっごく楽しくて幸せなんだよね」
ニヤニヤしながら妹を見てる
妹「はいはい、御馳走様
それはよーございましたね」
朝から賑やかな食卓
女三人が騒がしく話している様子を
ニコニコと黙って見てる父
私にとってはいつもと変わらない日常
そんなありふれた幸せな毎日が
明日も変わらず続くと思っていた
ねぇ
なぜ同じ明日はこなかったの
誰が
誰が私の日常を壊したの
