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3.学校にて★


「あれ?桐島くんじゃん、やっぱ早いねぇ〜」


そこに居たのは同じクラスの学級委員

幡桐(はたぎり) 透華(とうか)

だった……


「午前だと勘違いしててな、早く起きすぎた」


「www、桐島くんでもそんな事あるんだ〜、いが〜い」


彼女、幡桐 透華はこの喋り方からギャルに見えるが意外と真面目だ


学級委員決めの時も男子は希望者俺一人だったのにも関わらず、女子はそのほぼ大半が立候補した


大半の女子が


「私が学級委員になったら、この学年をより明るいものにしたいです。」


的な感じだったのに


彼女は


「私は小学校のころ、恥ずかしさとかでこういう仕事に付けなかったので、この期にやってみようと思い、手を挙げました、私が学級委員になったら皆さんがこの学年に着いてどう思うかのアンケートを月一で取りたいと思います、方法としては匿名で、何も描きたくないという人は白紙のままで大丈夫です、そのアンケートを元に改善点等を厳選し、1週間その案を試し、好評だったら1ヶ月、半年、1年と伸ばしていきたいと考えています。」


と、言ったのだ

俺は1人だったのでこういった演説?のようなものはなかったのだが、その点女子は大変だったと思う

きっと、学級委員になりたくて家で考えてきたんだろうな。噛んだりしてなかったし


勿論、俺は彼女に投票した

投票の方法は紙に名前を書いて、投票ボックスに入れるもので、集計が大変だった

(もう俺は学級委員に決まっていたので手伝わされた)


「桐島くん何やってたの?」


そう俺が考えていると、ふと彼女が話しかけてきた


「あぁ、学級委員長としてどうするべきか考えててな」


「いかにも桐島くんみたいな、考えだねw」


「そうか?」


「そうだよ」


「そういう、幡桐はどうしてこんな早く?て言ってもそんな早くないか…」


「いや、早い方だと思うんだけどなぁ、桐島くんが早すぎるんだよ、私はなんか早く起きちゃって」


「あー、成程、早起きは大事だぞ」


「じゃあ、私は勉強でもするかな」


そう言って、幡桐は歴史ファンタジー系漫画を取り出した


「それ、勉強になるのか?」


「歴史もある程度なら合ってるし、戦略はそのままで出てくるから」


「あ〜、まあ、覚えられるんなら良いか」


「でしょ〜」


そう言って、彼女は自分の席に戻って言った



〜〜〜


「起立、気を付け、礼!着席」


『スキル『指示』を取得しました』


?!1時間目の声掛けでスキルを取得してしまった…


〜〜〜


数学


「じゃあ、桐島ここ答えてみろ」


「はい、マイナス5分のXプラスZの二乗です」


「よし、正解だ」


『スキル『発表』を取得しました』


またスキル?!

まさか、学校はスキルの宝庫か?


〜〜〜


国語


「じゃあ、桐島君第一段落から第二段落まで読んでください」


「僕は〜……」


「素晴らしい、朗読だったな、拍手」


『スキル『朗読』を取得しました』

『スキル『美声(イケボ)』を取得しました』


朗読は分かるが、美声?!

やはり、学校はスキルの宝庫だな


あとは何が取得出来るのだろうか?


〜〜〜


音楽


「よし、じゃあまず初めに校歌を歌うぞ」


「〜〜♪」


『スキル『歌声』を取得しました』

『スキル『大声』取得しました』


またか、これは使えそうだな!


〜〜〜


理科


「今日はテスト2週間前だし、ちょっとした復習をするぞ」


「種子を作らない植物を何植物と言う?じゃあ、桐島」


「胞子植物です」


「よし正解だ、それをさらに細かく分けるとどうなる?」


「コケ植物とシダ植物です」


「良し、良いぞ」


『スキル『植物知識』を取得しました』

植物知識、これだけで取得していいのか?

ただ種類をやっただけだぞ?


〜〜〜


社会(歴史)


「じゃあ、抜き打ち行くぞ〜」


「聖徳太子が摂政になったのは何年?やっぱ、いつものメンバーだな、まあいいかじゃあ、桐島」


「593年です」


「良し正解だ」


「次の問題〜」



あ、社会終わった

社会はスキル取得しないのか


「起立、気を付け、礼!」



ガヤガヤガヤガヤ


うるせぇ、授業1分前だぞ


「もうすぐ、授業始まるから席つけ〜!」


『スキル『注意』を取得しました』


これは、取得出来るのか



男子生徒A「あいつウザくね?」(コソコソ)

男子生徒B「わかるわぁ」(コソコソ)

男子生徒C「優等生君が生意気に注意してんじゃねぇーっつーのw」(コソコソ)

男子生徒A、B「それな〜w」(コソコソ)



悪口言うのは良いが五月蝿い(うるさい)のは違うぞ


ギロッ


男子生徒ABC「ヒッ」


『スキル『威圧』を取得しました』

威圧か、そんな圧出てたか?


『スキル『目力』を取得しました』

これも、威圧系か、まあ生徒が言うことを聞いてくれると楽なので良いが


〜〜〜


家庭科


「いい感じに進んでいるので復習をしましょうかね」


「第1問、一群から六群の主な例を答えなさい。じゃあ桐島」


「一群は肉、卵………」


『スキル『食物知識』を取得しました』

また、困難で取得していいのか?

食物なんて広すぎだぞ、範囲


〜〜


うちの学校は6時間目が終わってから掃除がある

俺の班は今週は教室掃除だな


「じゃあ、2人はあっちお願い」


「2人はこっちね」


「は〜い」

「りょ」

「…“((。。*)コクッ」

「分かった」

「分かりましたぁ」


『スキル『指示』を取得しました』

『スキル『指揮』を取得しました』


こんな事でと取得出来るのか、ていうかスキルの取得早くない?!


おれ、筋トレとかまあまあ頑張ったぜ?!


〜〜〜


家に帰りますか

学校で【時間停止】は使ってたから、復習はバッチリ2年の勉強はそこまで重要じゃないし後回しで、読書は学校の休み時間にやったから


筋トレも午前にやったし

学級委員長としての振る舞いを考えて、スキルを取得してみるか



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名前:桐嶋(きりしま) 氷牙(ひょうが)

歳:13

身分:私立 華麗中等学校 1年A組(次席入学)

1年学級委員会 委員長


▰[唯一スキル]

【時間停止】Lv3 ランクSSS

▰[通常スキル]

『勉強』『集中』『記憶』『暗記』『模写』

『読書』『速読』『達筆』『速筆』『発表』

『姿勢』『礼儀』『注意』『指示』『指揮』

美声(イケボ)』『歌声』『大声』『朗読』

『威圧』『目力』『疾走』『睡眠』『冷静』

『自動化』『筋トレ』『植物知識』『食物知識』

▰[耐性]

«下痢»«食中毒»

▰[称号]

【最初の10人】【世界最強の一角】

【ステータス解放者(世界一)】

【耐性解放者(世界一)】

【スキル獲得者(世界一)】

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大分増えたな、あと学級委員長に求めるものといえば、文武両道かなぁ、まあ理想が高過ぎな気もするが


足は疾走でまあ、良いとしてバランス感覚とかかな?

あとは、視力を良くしたりとか?


まあ、色々調べて頑張っていくか


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 中一で、午後から六時間は さすがにきついのでは…… [一言] サクサクと楽しく読んでます! ( ´∀` )b 最初の方しか読めてませんが、 ストーリーが気に入りました! 今後の話も期待…
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