世界の仕組みについて
初めは短い文で行くのでつまんないと思いますが、読んでもらえると嬉しいです。
僕はライラと呼ばれる小さな村に生まれた。灰色の髪をしていて、瞳の色が青いごく普通の人間だ。
暮らしは決して裕福とは呼べないが困っときにはいつも助けてくれる父、誰にでも優しい母、いつも遊んでくれる姉、そして僕を加えた四人で毎日笑顔で過ごしていた。
この世界では12歳になると神の恩恵と呼ばれる力がどのような人間であれ与えられている。
この世界では光の神を人間が信仰し、闇の神を魔族や魔物が信仰している。
神の恩恵を賜った人間は最低でも一つ「固有スキル」を使えるようになる。
言い伝えによると過去に魔王を打ち倒したとされている勇者は複数の「固有スキル」を持っていたとされている。
また、鍛錬を重ねることで一般的なスキルを獲得できるようになっている。
更に、人間に仇なす魔物と呼ばれる怪物を倒すことで魂の器が成長し、身体能力を向上させることができる。
人類は神の恩恵によって今も全滅することなく生存することが出来ていると言っても過言ではない。
そして、僕も神の恩恵を賜って家族と一緒に楽しく暮らすのだと思っていた。
あの時までは……