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誰かの独白

作者: 四季

 父も、母も、私を愛してなどいませんでした。両親は人前で良い顔をしているだけの、偽善者。だからこそ、私は愛を求めたのです。揺らぐことのない、真実の愛を。暗い過去と別れ、誰かと共に歩んでゆけるなら、私には怖いことなどありはしないのです。ただ一つ、私に恐れることがあるとすれば、あの欺瞞に満ちた者たちの血が私にも流れているということ。私も普通に生きていけば、両親と同じような人間になっていたことでしょう。だから私は、まだ幼き日に、真の愛を傍に置いて生きようと決め、あの空へ誓ったのです。


 もう二度と、悲劇が繰り返されぬように。

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