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癖じゃなくて個性です  作者: さくらりん
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プロローグ 伝説の精霊?

「あ、あれは伝説の精霊!ルフィア!」

「ルフィア?」

「しらねーの?あれ!ここら辺でみかけるけど、誰一人契約に成功したことがないんだぜ?!」


ルフィアといわれた存在が振りかえる。全長15センチくらいの人のかたちをしており、腰まで届く髪はストレートのベビーピンク。肌は白く、瞳は琥珀。首から足までは大きな葉のようなもので包まれており、背には瞳と同じ琥珀の羽が4枚はためいている。

様々な形態の妖精がいるなか、ここまで人型で可愛らしい形態なのに未契約とは確かに珍しい。


「何でルフィアって知ってんの?」

「以前契約寸前までいった人が聞いた言葉だよ!惜しかったらしいぜ!何故かうまく対話できずに契約できなかったらしい。」

「挑戦してみたいけど、俺にはこのユーアがいるしなぁ。」

「オレもだ!サカリアが一番かっこいいしな!」


一人の少年は肩に止まっている鳥型精霊を、もう一人の少年は頭上でくるくる回る鉄の塊の精霊を見ている。そして、自分達の精霊のどこがいいかを互いに言い合いながら去っていった。



そう、この世界には、精霊がいる。


そして、人は精霊と契約してきた。

基本的に、人ひとりに一精霊。

契約内容は各々異なるが、精神的、物理的縛りをするものではなく、友人関係や相棒のようなものだ。

そして、特徴的なのが契約するとその相手の言葉が理解でき、力を分け与えることができるようになる。

人は知識や感性を。

精霊は独自の能力を。

各々持っているものは異なり、求めるもの異なる。

契約するのは、運も必要なのだ。


『けっ!なぁにが、ルフィアや。わいはゲンだってーの。あのこわっぱども言いたい放題言いやがって。しかも、あの回りの精霊どももあえて契約者には聞こえねぇように笑いやがって。あー!!むしゃくしゃする!!』


ゲンの能力は、言語理解。

見た目は可憐な人型精霊だが、中身は中年親父。

この物語の主人公の一人である。







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