日常の終焉
この世界に生きている人々は自分の本当の存在意義に気づいてない。それは気付いてないわけじゃなく気づけないだけ。ほんの一握りの人は自分の存在意義をわかり能力に目覚ている。そして能力がある人のことをこう呼ぶ。神裁
「またやってしまった…遅刻だ。」
時計の針は10時を指している。ぼさぼさの頭を掻きながら準備をし、そしていつもの風景を見ながら自転車を走らせる。こんな面白くない毎日が大嫌いである。正直、とてもだるい。だらだら走らせてると前から女の子が突然現れ
「あ、神田くん。偶然だね。」
「おっ、、そうだね。でもさっきから後ろにいたでしょ、そろそろストーカはやめてよ。園川さん。」
「やだなぁ、小さいころに一緒にいよって約束した仲じゃん。公認ストーカーだよっ!もうっ!」
そういえば、僕は神田雄介である。普通の高校生でなんも特技も趣味もないゴミである。そして急に出てきて話しかけてきたのが、幼馴染の園川こまるである。日本で確認されている10人しかいない神裁の一人であり、園川さんは他人の脳を操作できる神裁である。聞いた感じチートな感じあるけれど、日でランダムで操作できる脳の場所が変わるので使いづらいのである。今日の園川さんは後頭葉を操作して自分を認識できないようにしていたようだ。
「はやくいこ!」
僕は頷き、学校に行くことにした。
僕は学校行きながら僕は考えていた。神裁は誰もが憧れ、自分の存在意義を探し能力を得ようとする。前まで僕も神裁は憧れていた。しかし、実際は面倒らしく、神裁に目覚めた人は悪の組織とやらと闘うために白の組織と言うグループに強制に参加させられるのだ。園川さんも入っているらしい。普通の人は知らないが、僕は園川さんから教えてもらったから知っている。もちろん、知ってることは秘密である。
そんなこと考えている間に、校門が見えてきた
。
園川「着いた…ってあれ、学校がない?」
雄介「ん?跡形もなくなってる…」
学校がないのだ。昨日まであった学校が消えてしまった。校門の周りに生徒溜まっていてうるさいが、なにかの事件に学校ごと巻き込まれたようだ。
園川「どうしよー。どうする?」
雄介「学校ないし帰ろ。」
園川「だねー、っ電話だ。ちょっと待ってね。はい、はい、今日は後頭葉を…。はぁ、わかりました。今から向かいます。組織から電話で呼び出されちゃった。行かないと、じゃあね。」
雄介「おっ、そっか。またな。」
そしてフッと目の前から園川が消えた。たぶん行ったのだろう。わざわざ消えなくてもと思いながら僕もその場から離れた。
家に帰り寝てたら、ココンってドアのたたく音がした。見に行くとドアの前に知らない白髪の女の子がいた。10歳くらいだしとても可愛いじゃないか、と思いながらも知らない子だし迷子だと面倒なので警察に電話しようとした瞬間、ドバンッッっと大きな音とともにドアが開き女の子が入ってきた
。
「早くドア開けてよ。こっちは仕事なんだから、もうっ。」
と言いながらこっち向いて喋っている。こいつはヤバいと僕の脳が叫んでいる。この子は神裁だ。早く逃げろ。怖くて声もでない。女の子が近づいて耳元で、
「お兄ちゃんを誘拐するね!」
を聞いたときには、体に強い衝撃があり意識を失ってしまった。
初めて書きました。感想もらえると嬉しいです。