表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小さな賢者の魔導学  作者: 五泉 昌
聖女転生編
1/159

1 プロローグ

初投稿です

生暖かい目で見ていただければ僥倖です

【魔導の極み】というスキルがある。

世界に於いて伝説や神話如く伝えられるアルテマスキルのひとつで、曰く全ての魔法スキルを極めることで初めて習得可能となるスキルだそうだ。

全ての魔法スキル、【古代語魔法】、【精霊魔法】、【神聖魔法】、【暗黒魔法】、【強化魔法】、【召喚魔法】、【竜言語魔法】、【空間魔法】、【付与魔法】、【呪術魔法】、【物理魔法】、そしてこれらの上位魔法。

それら全てを極めた者のみが到達できる遥か高みにそのスキルはある。

一説には、アルテマスキルに到達した者は、神に並ぶ力を得るという。

だが、そんなものは御伽噺だ。

人間には寿命がある。人の寿命は精々70年弱。幼子が病を得て死ぬことも多く、平均寿命は決して高くない。

その程度の時間制限では、頑張ってひとつの系統を極められれば良い方だ。

この世界での高名な魔導師は、皆老齢と言っていい域にて専門の系統を研鑽しているのが当然のことだ。

そしてそれはエルフや魔族といった長命種ですら例外では無い。

それほどまでにスキルの研鑽とは容易では無いのだ。


だが、かつて全てのスキルを極めた者が現れたとされている。

確定形で無いのは、彼の記録が残っていないためだ。

各地に伝承として残る彼の記憶は枚挙に暇が無いのに、彼に関する記録は羊皮紙一枚残っていない。

曰く、見たこともない魔法で世界最強種たるドラゴンを一撃で屠り、傘下に収めた。

曰く、山全体を覆う大火災を、気象魔法で大雨を呼び鎮火させた。

曰く、海の向こうの島に移動するのに海を割って、海底を歩いていった。

真実かどうかも怪しい伝承の数々、その伝承の根源たる最強の魔導師はというと……


「まさか神様の手違いで人生やり直してるとは誰も思ってないだろうなぁ……」


今日はもう一つ投稿します

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ