春〜友だち〜
なっちゃんと(イヤイヤ)別れ、クラスに入る。
私は一番後ろの窓側の席。
桜と隣の男子校が見える、なんとも素敵な場所…
ホモ、いつでも拝めるじゃん…
?「あのっ!」
小春「はひぃ!?」
ああ、びっくりして患者ったよ!
はひぃ!?ってなんだし!
小雪「私、隣の席の田中 小雪っていいます…その…隣だし、一応、あいさつしようと思って…ええと、よろしくね?」
小春「ああ!よ、よろしくお願いします!佐藤 小春っていいます!」
小雪「ふふふ。そんな緊張しなくても!(笑)私たち、今日からお友だちだね!」
小春「お友だち…!」
お友だちなんて言葉、なっちゃん以外の相手から聞いたのなんて、何年ぶりだろう…
てか、あいさつ交わしただけでお友だちってなれるの!?
そうなの!?
そうか!
私が友だちできないのって、普段、なっちゃんかペットの金魚にしか話しかけないからか!
自分から話しかければいいんだ!
OK、無理(・∀・)
小雪「あの…小春ちゃん…?」
小春「あっ、はい!」
小春ちゃんだって!!!
下の名前なんて、なっちゃんくらいにしか呼ばれたことないよ!
嬉しい!
小雪「私のことは、好きなように呼んでくれていいからね?私は、小春ちゃんで大丈夫かな?」
可愛らしい笑顔を向け、首を傾げる小雪ちゃんに、私は頷く。
小春「じゃあ、私は小雪ちゃんで!」
ああ、これが友だちなんだ…
互いを名前で呼びあって…
タメ口で喋って…
完全に浮かれている私。
そこへ、担任であろう女性が教室に入ってきた。
女性「席について。おはようございます。今日から、ここ1年A組を担当することになりました、渡辺 朋美です。よろしくお願いします。」
小柄でふわっとした感じの女性、渡辺先生。
新人なのだろう、20代前半に見える。
渡辺先生「みなさんは、新しい環境にさぞかし、興奮していると思いますが…ここは、学びの館。浮かれてる場合ではありません。」
ギクッ…
渡辺先生「新しい友だちができた、それは良いことですが、友だちはときにライバルでもあります。みなさんだって、ライバルから勝ち抜いてここへ来たのでしょう?」
前言撤回。
渡辺先生は、ちっともゆるふわガールなどではなかった。
そして、新人でもない。
新人かもしれないが、私の気持ちを見抜いている点に関しては、ベテランなのかもしれない…
何、この先生、若くて可愛いくせに、めっさ怖いやん…
思わず関西弁になる。
※物語が進み次第、登場人物が追加されます。
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新キャラの登場です!
後ほど、登場人物紹介に追加していきますね!٩(ˊᗜˋ*)و
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アディオス!!!\( ˙꒳˙ \三/ ˙꒳˙)/