登場人物紹介・2 ★
登場人物紹介、その2です。
以前投稿したレギュラーキャラ分の文字数がかなりのものになったので、その2と分けて投稿します(^^)こちらも随時更新です。
その1同様、7章epilogueまでのネタバレを含みますので、読む際はご注意を。
星の色は出身世界を表しています。
☆……光の世界
★……影の世界
☆高潔なる水晶 クリスタ☆
性別:女
体重:ルージュの1.2倍くらい
身長:100センチ
誕生日:4月2日
年齢:25歳
特技:交渉
苦手:料理を始めとする家事全般 争い事全て
趣味:お忍びで出掛けること
種族:妖精
容姿:白い身体と羽のようにふわふわとした長く垂れ下がった耳を持ち、輪郭はルージュに似通っている。瞳は澄んだ水色で、目尻は下がりがちで穏やかな印象を感じさせる。身体つきも女性らしく華奢なもの。
普段着は青を基調にしたドレスと王である証のティアラ。立場があって、余程のことがない限りはいつもこの正装。
戦法:基本的に非戦闘員。守られる側なので攻撃魔法はほとんど持たない。
ルージュをいざという時に守れるよう、結界を張るなどの防御魔法はある程度身につけている。
備考:ミラーアイランド王国現女王であり、ルージュの義姉であるクリスタルの妖精。見た目は清楚な印象を受けるものの、仕事外では結構お茶目で度々ルージュに呆れられることも。
穏やかな印象に違わず、民のことを第一に考え、どんな身分であろうとも困っていたら手を差し伸べる寛容さを持つ。この性格はルージュにも大きな影響を与えている。争いを好まず、戦争にも支援を要請されても一切加担しない方針であるため、利益を求める貴族や好戦的な国からはよく思われていないが、近隣の国や国民からは確かな支持を得ている。
15年前にオスクから父親を通じて記憶を失ったばかりのルージュを託される。血の繋がりこそないが、実の妹同然にルージュのことを大切に思っており、ルージュもそんなクリスタのことは心から信頼している。冗談でからかったり、時折政務を少々サボったりするのも、ルージュの辛い経験を紛らわしたいという思いから。
★忠実なる従者 シュヴェルツェ★
性別:男
体重:65キロ
身長:175センチ
誕生日:3月13日
年齢:100歳程度
特技:コーヒーを淹れる 家事全般 ナイフ投げ
苦手:対等な関係を築くこと
趣味:掃除 皿磨き
種族:執事精霊
容姿:すらっとした長身の身体に、整えられた清潔な黒髪を持つ。瞳はすみれのような紫色。
シワひとつない燕尾服をいつも着用している。仕事上、これ以外の服装になるのは滅多に見せない。
戦法:戦いにはあまり参加しないが、主人のいざという時は仕込んだナイフ型の暗器をそのまま切りつけるか、投げるかして主人を守る。
しかし、主人が元々好戦的なためにすることは滅多にない。
備考:ルーザに雇われ、仕えている執事精霊。執事らしく人当たりの良い性格で、主人であるルーザ以外にも愛想が良い振る舞いで周囲の妖精や精霊達からも好評。家事全般を完璧にこなせる優秀な人物。仕事上ルーザとは従者という立場ではあるが、ルーザも家族同然に信頼を置いている。
執事の能力は素晴らしく、ルーザが呆れる程に家全体をピカピカに磨き上げ、料理の腕も料理人顔負けなレベル。紅茶やコーヒーを淹れる腕もルーザ達からの評判はとても良い様子。その他には投げナイフが得意であり、いざという時にはそれで主人を守る。
最初から完璧な人物というわけではなく、ルーザに雇われる前は落ちこぼれと周囲から疎まれていた。ルーザに始めから完璧じゃなくてもいいと言われ、何事にも一生懸命な姿勢が気に入られたことで雇われた経緯を持つ。それからルーザへ多大な恩義を感じ、紹介所との契約を切ってまでルーザに絶対な忠誠を誓うと決めて、今に至る。
★月影の幻惑 シルヴァート★
性別:男
体重:70キロ
身長:180センチ
誕生日:3月7日
年齢:800歳程度
特技:剣を高速で抜ける
苦手:自分から友情を築くこと
趣味:瞑想
種族:新月の大精霊
容姿:肩甲骨辺りまで伸ばした銀髪と、紫の切れ長な目を持つ落ち着いた男性の風貌をしている。
普段は青い布と銀を組み合わせた鎧を身につけている。この格好はあくまで仕事着であるため、氷河山にいないときや戦いでない時にはラフな格好でいることも躊躇しない。
戦法:氷の剣での攻撃と、氷の魔法を扱う。必要に応じて得意とする幻術を組み合わせて敵を惑わす。
満月の大精霊、カグヤとの繋がりもあってシノノメ公国にて修行を積んでいたため、刀と似た剣術を用いる。
備考:シャドーラル王国の氷河山頂上に住まう新月の大精霊。満月の大精霊であるカグヤとは対をなす存在。月の狂気を司どり、幻術で氷河山に登ってくる者を惑わして実力を測り、認めた相手には月の満ち欠けで威力の影響が出る魔法の作用を打ち消す加護を授ける。大精霊だけあって実力も名に恥じぬもので、見た目は若いが多少のことでは動じない強さも見せる。
義理堅く、自分の使命に忠実でどんなトラブルがあろうとも自分で解決するようにしているが、氷河山での『滅び』の騒動でその性格が災いしてしまった。以降はその点を反省し、オスクを通じて一行に協力する体制を取っている。
基本的には真面目な性格で、冗談が通じない。オスクからはもっぱら堅物と呼ばれている。年齢もそれなりに重ねているので、たまに言動が年寄り臭くなることも。
★血の気嫌う吸血鬼令嬢 カーミラ★
性別:女
体重:コウモリよりほんのちょっと重い
身長:160センチ
誕生日:10月31日
年齢:150歳
特技:家事全般
苦手:血を吸うこと(ちょっと口にした程度でもむせ返る)
趣味:料理 ガーデニング ショッピング
種族:吸血鬼
容姿:星の色を写したような長く美しい銀髪に、大きな青い瞳を持つ人間体の華奢な少女の姿をしている。背には大きな黒いコウモリの翼が生えている。
レースやリボンで飾られた、紅や黒を基調にしたドレス、いわゆるゴスロリ系の服をいつも身につけている。髪飾りは主にヘッドドレスやカチューシャ。
戦法:剣を使うが、力よりは魔力に特化したタイプであるため、剣術はまだまだ未熟で、基本的な身体能力こそ高いもののレオンなどの他の吸血鬼には見劣りがち。
魔法の能力は高く、月や星から力を借り受ける魔法が多い。威力もそれなり。
備考:影の世界の、常夜に閉ざされたアンブラ公国に住まう少女の吸血鬼。純血の吸血鬼というわけではなく、氷の精霊とのハーフ。その可憐な容姿は見る者を惹きつける程だが、吸血鬼なのに血が嫌い。一応本人も気にしている節があるものの、他の種族を襲う必要もないとほとんど開き直っている。
見た目相応に年頃の少女らしく、可愛いものが大好き。近寄り難い吸血鬼のイメージを覆すくらいに明るい性格で、他の種族とも仲良くすることを躊躇しない。自身の父の屋敷から出られなかったとは思えないくらい、自分からぐいぐい話しかけにいく程フレンドリー。同じ吸血鬼であるレオンには呆れられているものの、本人は全く気にしてない。
ルーザ達と出会ったばかりの頃は剣の使い方も甘かったが、レオンに修行と称した拷問を受けて特訓を積んだ。今はそれなりに力をつけて、新しい戦い方も身につけた様子。
☆慈愛の水乙女 ニニアン☆
性別:女
体重:請け負う役目の重圧よりは軽い……筈
身長:158センチ
誕生日:7月20日
年齢:700歳程度
特技:どんなに汚れた水でも一瞬で浄化出来る
苦手:目立つこと全般
趣味:魚の餌やり
種族:水の大精霊
容姿:澄んだ水色の髪と紫の瞳を持つ、幼さが残る女性。長い後ろ髪で二つの三つ編みを作り、前に垂らしている。顔立ちは丸く、温和な印象を醸し出している。
肩が剥き出しの青を基調としたドレスをいつも身にまとっている。
戦法:槍を使って戦う。しかし、余程のことがない限りは自分から前線に出ようとせず、後方で回復魔法を使ってでの支援に回ることがほとんど。
操る水で攻撃・回復・防御など満遍なく行える。
備考:光の世界、シールト公国付近にある小島で暮らしている水の大精霊。大精霊の役を任せられているだけあってそれ相応の実力を持つのだが、いかんせん自分に自信が持てず、態度も何処か遠慮がち。話す時もおどおどしてばかりだが、大精霊としての責任感は強く、有事の際には勇敢に立ち向かう面も持ち合わせる。基本的には心優しく、自分より他者を優先する気遣い屋。感覚も庶民寄りで、個性が強い大精霊の面々の中でも常識人なために話が通じやすい。要望を伝えても特に条件や対価を課そうとせず、すぐに対応してくれる。
大抵の相手の前では緊張してしまうが、島周辺の海域を牛耳るロバーツとは互いに信頼を寄せており、自然体で話せる数少ない存在。海賊の仲間達と一緒に宴にも、ロバーツに誘われる形でしばしば一緒になって参加している模様。ただし、グラスに触れた途端に中身を浄化してしまうため、酒を飲めた試しがない。
★若き夜の王 レオン★
性別:男
体重:60キロ
身長:168センチ
誕生日:8月21日
年齢:302歳
特技:十字架を突き付けられても屈しない
苦手:他者と協調すること
趣味:ワインの飲み比べ
種族:吸血鬼
容姿:金髪と血のような赤い目を持つ、人間体の青年の姿をしている。いつもしかめっ面で目が吊り上っていることが多く、眉間にシワが寄りがち。
黒い貴族風の衣装を着用しており、その上に内側が赤い黒いマントを羽織っている。
戦法:剣と闇の魔法を用いて戦う。剣術もさることながら、扱う呪文も威力が高く、隙がない。吸血鬼としての弱点を打ち消せる術も持つが、体力を犠牲にする必要があるデメリットがあるため、長期戦になると息切れてしまうことも。
備考:アンブラ公国に棲む吸血鬼の一人。純血の吸血鬼であり、そのことに誇りを持ち、高いプライドと実力を持つが、それに見合った努力を重ねている。いつもムスッとした表情をしており、他者を寄せ付けない無愛想な態度を貫いているものの、恩義を感じた人物には不器用ながらも借りを返そうとするなど、律儀な面も持つ。
とある理由でカーミラの屋敷を襲いに来たが、捨て駒として『滅び』に利用されていたことが分かってから、その時の復讐をすることに若干執着している。行き場を失い、自暴自棄になっていたところをルージュに心を救われ、以来力添えをするために研究に没頭したり、道具を与えたりなど、行く先々で一行に助力する姿勢を取っている。ルージュに対して特別な感情を僅かに抱いているが、素直になりきれない様子。
吸血鬼の異端児のようなカーミラに対して同じ吸血鬼として憤りを感じており、しばしば彼女を修行と称した拷問で痛めつけている。




