登場人物紹介 ★
主人公の誕生日が明確に決まったため、詳しいプロフィールを書き出してみました(^^)数が多いので、随時更新という形でとりあえず投稿します。
7章epilogue(一部のキャラは9章)までのネタバレを含みますので、読む際はご注意を。
星の色は出身世界を表しています。
☆……光の世界
★……影の世界
※イラストを追加しました。まだないキャラもこれから順次追加していく予定です。(2020/10/16)
※武器デザインイラストを追加しました。(2021/8/16)
☆暁の王女 ルジェリア(ルージュ)☆
・武器デザイン
性別:女
体重:言おうとしたが、ルーザに止められた
身長:85センチ (精霊形態時 165センチ)
誕生日:11月30日
年齢:正確な年齢は知らない 見た目、精神年齢は16歳程度(7章epilogue以降)
特技:速読
苦手:同年代(に見える)初対面の人物に話しかけること
趣味:読書 紅茶 ダイヤモンドミラーを眺める
種族:本来は大精霊
容姿:耳を垂らした薄桃色のウサギのような見た目の妖精の少女。この姿はある者の変異術によって変えられた仮の姿。紅い瞳が目を引き、ルビーのように輝く。
城に篭っていた割には丈夫なものの、年相応の少女並みに華奢な身体付き。
いつも身につけている月の髪飾りはクリスタから貰ったもので、宝物。大抵は黒のローブを羽織っている。
戦法:主に剣と光属性の魔法を使う。魔導書の力を借りれば別属性でもある程度使用可能。前線には積極的に出ることは少ないが観察眼が優れていて、一歩引いたところから戦況を把握しつつ弱点を見出すような戦い方を取る。
威力は劣るものの、ルーザが使用するものなら闇魔法も詠唱出来る。剣術は指南書の説明の再現だったり、衛兵の見よう見まねであるため特に流派に縛られていない、完全に自己流。
備考:本作主人公。ルーザとの出会いをきっかけに、世界に降りかかろうとしている災いとの戦いに巻き込まれる。ミラーアイランド王国第二王女でもある。
純粋ではあるが思慮深いところがあり、割と冷静な性格。しかし、外との接触があまりにも少なかった時にいきなり辛い経験をしたために、情緒不安定なところも。
見た目からは明るそうに取れるが、数年前まで城に篭っていたことが原因で周りとの接触が無かった故に、人見知りで他人との距離を置きがち。過去の辛い経験から友人を信じきることが出来ず、内に宿る裏の人格と無意識の内に呼応しており、仲良くしようと思っていても疑心の強さに翻弄され苦しんでいたが、ルーザの説得と友人の優しさとクリスタの心に触れて和解し、克服した。
基本的に本の中の知識しか知らなかったために箱入りで世間知らずだが、本で仕入れたそれなりの知識を身につけている。ただ、学校で習うような基礎知識は足りていない様子。
その正体は命の大精霊だが、力をほとんど失っている。魔物と心を通わせたり、傷の治りが早いのは僅かに残った力の効力によるもの。
とある事情により二重人格となっているが、本人は最近までさっぱり自覚しておらず、原因もよくわかっていない。
★黄昏の反逆者 ルヴェルザ(ルーザ)★
・武器デザイン
性別:女
体重:言ってどうする
身長:85センチ (精霊形態時 165センチ)
誕生日:11月30日
年齢:正確なものは知らず、見た目と精神共にルージュと同様
特技:力業
苦手:気の利いた言葉をかけること
趣味:コーヒー(但しシュヴェルが淹れたものに限る) 鎌の素振り
種族:本当は大精霊
容姿:膝辺りまで届く耳を垂らした薄い灰色のウサギと似た見た目の少女妖精。ルージュ同様、この姿は記憶と肉体を分離させた者によって変化させられたもの。深い蒼の瞳を持ち、若干ツリ目がち。鎌を振り回す筋肉が何処にあるのかと思う程、歳相応の体型。若干の差異はあるものの、ルージュとほぼ瓜二つ。
普段は青い法衣を着ていて、白い厚手のマントで温度調節をしている。
戦法:身の丈程ある鎌を片手で振り回す。大きな刃を生かし、飛び道具を相殺することも出来る。
使用魔法は主に闇属性。別属性もある程度なら使うが、補助系の魔法は使用せずに攻撃一点張りで自分から前線へ突っ込む、とにかく攻めるタイプ。ルージュ同様、ルージュの使用する光魔法なら詠唱可能。
備考:もう一人の主人公。自分のことをオレという程、少年のような性格の少女。無愛想で、心を許した後にも本心を包み隠すことなくズケズケ言うため誤解されやすいが、仲間思いで卑劣な手段を嫌い、仲間に手を出す輩には容赦がない。その裏表のない態度は友人からの信頼も厚く、相手を警戒しがちなルージュでも早い内から心を許している数少ない存在。
両親も親戚もいないことに疑問を持っていたが、自分を捨てたなら用はない、と特に気にしてない。生活の補助に、と雇った執事のシュヴェルツェのことは主従という関係であるものの、家族同然に信頼を置いている。
勉学や実技もそつなくこなせるが、これは本人の努力の賜物で他人にはその姿を見せないようにしている。純粋な力だけ見れば、身体能力も大精霊であるオスクに勝るとも劣らない。唯一の弱点は酷く酔いやすい体質なところ。ブランコでもすぐに気分が悪くなり、酒は匂いを嗅いだ程度で気絶してしまうほど。
その正体は死の大精霊の『肉体』であり、ルージュの双子の妹。しかし、ルージュとは違って分離された時に特に弊害も無かったため、簡単な術であれば妖精の身でも大精霊としての力を少々扱える。
裏の人格に翻弄されるルージュを案じており、ルージュが再び狂気に呑まれることを恐れている。
★異端なる闇の統率者 オスク★
・武器デザイン
性別:男
体重:68キロ
身長:175センチ
誕生日:6月2日
年齢:600歳程度
特技:大抵の魔法は属性問わず扱える
苦手:料理(味付けのセンスが壊滅的)
趣味:釣り(それしかやれることがなかった)
種族:闇の大精霊
容姿:うなじ辺りまで伸ばした、紫のメッシュが入った黒髪と紅い瞳を持つ人間体の青年。一房だけ髪を長く垂らし、紅い石で止めている。服で隠れているが、扱う武器が武器なだけにそれなりに筋肉がついている。
金で縁取られた紫のローブと黒のブーツが普段着。ローブの裾と背のリボンの先端に付けている装飾は単なる飾りではなく、呪詛返し用の魔法具。
戦法:大剣と魔法を駆使して戦う。
魔法は闇で視界を奪う、障壁を作り出すなど補助や防御も満遍なく出来る。大精霊の名に恥じず、使用する攻撃魔法は闇の呪文の中で最高レベルではあるが、とある事情により昔よりは威力が落ちている。
魔力で鎖を作るのを得意とし、対象を搦めとる、拘束、閉じ込めるなどあらゆる応用が利く。
備考:メインキャラの一人。闇を司る闇の大精霊。肩書き通り実力はあるのだが、油断したり口を滑らせたりなど締まらないところもしばしば。一行と出会ったばかりの頃はルーザと馬が合わず衝突することも多かったが、今ではお互いを認め合って小突き合いながら連携を取る悪友のような関係。
一行の中では最年長であり、若い見た目に反して経験豊富で常に余裕をかまして滅多に動揺しない。しかしとある出来事で居場所を追われており、それが起因しているのと、元々はぐれ者と嗤われていた過去を持つことから、実はかなり警戒心が強い。相手をなかなか気さくに名前呼びしないのも、距離を置こうとしている心の表れ。
他人を小馬鹿にする態度が目に付くが、面倒臭いといいつつも仕事と責任はきっちり果たす現実主義者。独自の主観を持ち、他人の意見に流されずに自身の思想を貫き通す姿勢のため、生まれて間もない頃から同族からも異端者と疎外されてきた。しかし、理想のために直向きに努力し続けるその真面目な在り方は他の大精霊にも認められており、彼に相談事を持ちかける者も少なくなかった。本人としては余計な仕事が増えるため複雑。
ルージュとルーザの記憶と肉体を分離させた『支配者』なる存在の思想に真っ向から反抗しており、レシスと協力しながら2人の動向を見守っていた。話せることも少ない上に、守らなくてはならないという使命もあって、裏でそれなりに苦労していた模様。
魔法の触媒に使っていた髪を切ってしまったため、実は現在力が半分削がれた状態にある。
☆蒼き焔 イア☆
・武器デザイン
性別:男
体重:22キロ
身長:95センチ
誕生日:9月10日
年齢:16歳
特技:スポーツ全般
苦手:勉強 読書
趣味:筋トレ
種族:妖精
容姿:濃いめの灰色に、猫のような尖った耳を持つ少年妖精。瞳はサファイアのような、深く蒼い色を写す。女子よりはがっしりした身体つきなものの、まだまだ成長期ということもあって幼さも残る。
服装は縦のラインが入った青いシャツを好んで着ている。出身国が常夏のため、年中半袖半ズボン。運動でよく汗をかくため、すぐ拭けるよういつも首に長めのタオルをマフラーのように巻き付けている。
戦法:片手斧による接近戦と、火属性の魔法を使い分けて戦う。火属性以外の魔法は一切使用しないものの、対象を炙る、氷を溶かすなど汎用性は高い。
それなりの威力があっても小回りが利かない片手斧の弱点を、魔法でカバーする戦法を取る。
備考:サファイアに宿る男妖精。ルージュのクラスメートで、エメラとは幼馴染。現在の学校でルージュが初めてできた友人でもある。
家がスポーツジムを経営している影響で、トレーニングが好き。運動神経もなかなかのもので、実技の成績は良好。その代わり、頭を使うことはちょっぴり苦手。筆記テストの点数で両親や先生によく叱られている。
明るく、元気はつらつな性格で、滅多なことでは落ち込まないし、動揺しない。その性格もあって、どんな敵にも果敢に挑む勇敢な面も持ち合わせる。
疑うことを知らないような部分もあるが、他人を偏見で遠ざけることはせず、どんな時でも真っ直ぐに本心をぶつける。その素直さのおかげでルージュの警戒心を解いていた。ルージュに密かに好意を寄せているが、告白しようか悩んでは、ルージュがいつか取られてしまうんじゃないかとやきもきしているくせして、先延ばしにしているためになかなか進展しない。対象が鈍感なのも原因の一つ。
☆翠玉の甘味処 エメラ☆
・武器デザイン
性別:女
体重:ホールケーキ一個分くらい(大分サバを読んで)
身長:80センチ
誕生日:5月4日
年齢:16歳
特技:砂糖の産地当て 菓子の材料を目分量で測れる
苦手:護身術 お化けの類全般
趣味:菓子作り ショッピング
種族:妖精
容姿:薄い黄緑の身体に、蝶のような形の耳を持つ。カールしている突起部分が長く伸びているのが特徴。小柄な体格で、一行の中では一番身長が低い。
メイド服に似たエプロンドレスが普段着。カフェ以外の場所でも御構い無しに着用している。汚れやすい場所に行くときや、動きやすさを求める時は流石に別の服を着る。
戦法:使用武器は杖。大地属性の魔法を行使する。
攻撃も一応出来るものの、あまり積極的に攻撃には参加しない。回復魔法が得意で、もっぱらメンバーの治療役に回っている。
備考:ルージュのクラスメートの一人で、エメラルドに宿る妖精。買い物好き、流行に敏感、甘いものに目がないという女の子らしさを詰め込んだ、良くも悪くも女子らしい女子。ルージュの警戒心は持ち前の明るさで拭い去った。
学校近くにあるカフェの看板娘であり、自身もカフェのメニューを充実させるために一生懸命。甘いものが大好物であり、特に砂糖菓子がお気に入り。自分用に作るものはしつこいほど砂糖を入れるために友人から散々不評を買っているが、それでもめげない。ルージュは女子友達ということで買い物によく誘うものの、流行どころか世間に疎いのであまり手応えがない様子。
イアとは幼馴染であり、幼少期から家族ぐるみで付き合いがあったため、互いに気の置けない仲にある。
学校での成績は中の上。いわゆる優等生だが、使用魔法のこともあって護身術系での実技の成績はいまいち劣る。頭は良い方なのだが、時折思い付きで突っ走ることがあるのが玉にキズ。
★華奢なる雪華 フリード★
・武器デザイン
性別:男
体重:19キロ
身長:85センチ
誕生日:12月25日
年齢:16歳
特技:魔法薬の調合 大きな雪の結晶を作れる
苦手:人前に出ること
趣味:読書 魔法薬作り
種族:妖精
容姿:雪のような真っ白の身体に、キツネに似た大きな耳と澄んだ青い瞳を持つ。身体つきは少女のように華奢なもの。
水色のローブを好んで着ている。身体をすっぽり覆うものなので、男物か判別しづらい。兄からもらった、雪の結晶を飾った水色のマフラーを場所問わず巻いている。
戦法:槍での中距離戦と、氷の魔法を使う。
足元を凍らせたり、氷の板を作って盾にしたりと使い道は様々。威力も他に見劣りしないが、その特性を生かしてサポートに回ることが多い。
イアの魔法と組み合わせて水を生成することも可能。
備考:雪を操る雪の妖精である少年。れっきとした男なのだが、あまり男の子らしくない見た目と、判別しにくい服装もあって、しょっちゅう女子に間違われる。その度に否定しても、誤解する人物は後を絶たない。
目立つことを嫌う大人しい性格で、幼馴染であるドラク以外には常に敬語で話し、礼儀正しい。誰に対しても強く物事を言えない遠慮がちな性格故に、雑用などを無理矢理押し付けられたり嫌がらせされることも少なくなかったが、ルーザに助けてもらったことがきっかけでよく行動を共にするようになった。基本的に真面目で、メンバーの中でも常識人。知識も豊富で、調べ物などで協力をよく買って出ている。
兄の自由奔放さには呆れているが、本心では信頼している。
雪妖精のため、暑さにはめっぽう弱い。冷涼な気候のシャドーラルであれば問題ないものの、温暖な気候の地域に出ると溶けるんじゃないかと思うくらい、汗が止まらなくなってしまう。
★氷山の灯火 ドラク★
・武器デザイン
性別:男
体重:20キロ
身長:90センチ
誕生日:8月11日
年齢:16歳
特技:登山 スタミナが求められる運動全般
苦手:料理(経験が少ない)
趣味:ランニング
種族:妖精
容姿:黒いフサフサな垂れ下がった耳があり、犬のキャバリアに近い見た目。瞳の色は紫。
シャドーラルでは黒の厚手のコートを愛用しており、腰に登山道の入り口の門の鍵と正しい道筋を指し示す魔法のランプを下げている。夏場や温暖な場所では半袖のものを着る。
体格は平均並みで、丁度イアとフリードの中間くらい。しかし、家系のこともあって鍛えていた脚は特に筋肉がついている。
戦法:使用武器は双剣。素早い斬撃や、刃に電流を纏わせての攻撃も可能。
魔法は風属性の派生である雷魔法を扱う。そのまま攻撃も出来るが、相手を拘束したり、痺れさせて行動に制限をかけるなど足止めにも使える。
備考:ルーザの友人の一人で、シャドーラル王国北のはずれにある国内で一番の標高を誇る、氷河山の案内妖精。両親から案内妖精としての技術を徹底的に叩き込まれており、若いながらも登山の技術は並みの大人にも勝る。そのこともあって悪路にはめっぽう強く、激しい環境変化にもビクともせず、すぐに適応できる。傾斜などの足場が不安的な場所ではそれを活かして仲間の先導役を買って出ることも。
フリードとは幼馴染で、昔も今もよく一緒にいることが多い。フリードの兄、グレイのことも小さい頃によく遊んでもらったこともあって、彼のことは兄貴分として心から慕っている。ルーザとはフリードがトラブルを抱え込んでいた時に助けてもらったことがきっかけで仲良くなった。
優しい性格で、物陰に隠れがちなフリードの良い心の支えになっている。光の世界から来た3人とも隔たりなく接する事が出来るなど、誰にでも気さくで偏見なく交流する。
★裏世界の王子 ロウェン★
性別:男
体重:21キロ
身長:92センチ
誕生日:7月1日
年齢:17歳
特技:どんなに離れていても正確に矢を射れる
苦手:絵を描くこと
趣味:歴史書を読むこと 狩猟
種族:妖精
容姿:丸みを帯びた耳を持つ、淡い緑色の妖精。水色の瞳を持ち、見た目からも穏やかな印象を受ける。身体つきは王の意向で鍛えていたこともあり、それなりにがっしりとしている。
王子らしく、城にいるときは金で装飾された正装を着ているが、それ以外は動きやすいようにラフな格好でいることが多い。
戦法:風魔法と弓矢を操る。遠距離戦にはめっぽう強いものの、武器の特性もあって近距離戦は少々苦手。騎乗戦が強いられる時は弓矢が結構活躍する。
魔法ではカマイタチを作り出したり、風圧で吹っ飛ばしたりすることも出来る。
備考:影の世界、シャドーラル王国の第一王子。身分を鼻にかけず、誰にでも人当たり良く、どんな者にも困っていたら手を差し伸べる王子らしい王子。王子として数十年前の戦争の影響で歪みが生まれてしまった光の世界と影の世界の交流を取り戻すことにも一生懸命で、年老いた父王に代わってクリスタと会談するなど積極的に接点を得るために活動中。次期シャドーラル王国の王位継承者ということもあって、父王にはしょっちゅう見合いを勧められている。しかしあまりにしつこい上に、身分の高い女性に対して種族問わず手当たり次第に声をかけるため、最近の悩みの種になってしまった。
幼い頃から狩りの訓練をしていた影響で、弓矢が得意になった。どんな標的にも狙いを外さない弓の扱いは達人級。そのためあまり目立たないものの、かなり視力が良い。
ルージュを王女として気遣い、自分も王子としての立場も重んじているため、一行の中で唯一ルージュとルーザを呼び名ではなく本名で呼んでいる。




