国にも色々とある
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「これまた驚いた。ここまで狩ってくる奴らは中々いないねえ。でも、魔石が少ないさ。召喚士かい? 一体どれだけ契約しているんだって愚痴は言っても良いのかね? 無限に契約できるとは言われているが、それを実行しようとする奴が本当に居るとは思わんだ」
「巷で有名なINT極振り論者には興味が無いんだ。俺たちは俺たちの方法で最強を目指す。それが目的だ。ゴブリンを雑魚だと油断していると、馬鹿を見ることになる。普段からこれだけのゴブリンを討伐しているならいいんだが、なれてない奴らには、大軍で押し寄せてくるゴブリンをどうやって対処するのかの方法が無いからな。少しでもダメージが入るのであれば、この方法が後々響いてくる。回復も出来ずに、どんどんとHPが減っていくことに不安を覚える事だろう。まあ、そんな事はやらなくてもいいようにするのが普通ではあるんだけどな。どう考えても、物量で押し切った方が強い事もある。たとえ無駄に契約したとしても、後々に使えるようになるかもしれないんだ。それに、契約なんて無限に出来るんだから、無限にした方が良いに決まっているじゃないか。その方が経験値も稼げるんだしな」
「へえ。若いのによく考えられているねえ。将来有望だね。戦争で生き残ることを前提に考えている。そんな若者は減ってしまったんだ。今の軍の方針があれだからね。少々は反発するやつが居ないと面白くもないねえ。でも、その分、他の人よりは弱くなってしまうんじゃないのかい?」
「召喚士の中で、最強を決めるのであれば、俺たちが勝つ。圧倒的に有利だからな。INT極振りのエナジーバレットには穴がある。そこを突かれたらお終いだからな。そんな使い捨ての道具になる予定はない。独自の方法で強くなってみせるさ。それこそ、最強になるなら、ある程度の耐久に振らないといけないって事を忘れてはいけないんだよ。召喚士は召喚してなんぼの職業なんだからな。契約して、無限に召喚を繰り返す。それが出来る様になれば、一気に戦局が変えられる。まあ、それでも一発芸が精々なのは解っているんだけどな。それでも、他の召喚士には負ける気はないな」
エナジーバレットは無属性魔法であると言う事が弱点なんだ。強化は出来ないし、弱体化は簡単に出来てしまう。それを補うためのINT極振りなんだろうが、装備を整えれば、それも無意味だ。どれだけINTが高かろうが、0をかけてさえやれば、機能不全に終わってしまう。そういう方法があるんだよ。属性が多いこのゲーム世界。簡単に無力化出来てしまう。属性は火、水、風、土、氷、雷、樹、毒、光、闇、空間、時の12種類ある。まあ、空間属性と時属性はレアなので、結構難しいんだけど、汎用的な物だけでも10種類はあるんだ。そのすべてで、100%になる様に、耐性を得てしまうと、無属性魔法は機能しなくなると言う事なんだよ。だから、無属性魔法のエナジーバレットだけでは、必ず詰んでしまう。そういうものなんだ。
因みに、強化は出来ない。例えば、火属性強化を20%にしたとしても、無属性魔法は強化されない。だが、さっきも言ったように、耐性は火属性耐性20%にすると、火属性と無属性の魔法を20%カットする。すなわち、何かしらの属性を無効まで育ててしまうと、同時に無属性耐性までついてしまうんだよ。だから、エナジーバレットで最強にはなれない。それだけINTを強化しようが、魔法耐性を整えられれば、それまでなんだよな。無効化する手段は何でもいいんだ。だから、INT極振りは馬鹿だと言わないといけない。確かに、耐性が無い魔物に関しては、無類の強さを発揮するし、そもそも人間は装備がないと耐性はつかない。だから対策されなければ最強なのはその通りだ。だが、容易く耐性なんて付けられるんじゃないのか? 軍があるんだから、ある程度の耐性装備は作れるとは思っているんだけど。
「まあ、独自の道を行くことが悪い事だとは思わんね。自分が最強だと思う方法で強くなるのが一番だ。応援してやるよ。あんたらは、是非とも戦争を生き抜いて、商業組合に入んな。悪い事にはならないからねえ。最強なら最強なりの使い方があるんだからね」
「就職先が商業組合ってのは良いな。利益を優先して動いても怒られることは無さそうだ。……だが、それだと軍の紐付きになるんじゃないのか? 商業組合は国営の組織だろう?」
「確かに国営さ。でもね、国にも色々とあるんだよ。商業組合が戦力を持ってはいけないなんて事は無いんだ。軍に縛られるのは、15歳になったらなんだからね。そこから19歳までは軍に居なければならない。逆に言えば、20歳からは軍には縛られない。勿論だけど、軍に居座るって事も出来るさ。その様に向こうから指示があるかもしれない。けど、それは無視したっていいのさ。だから、有望な若いのには、商業組合を勧めている。軍とは別の組織さ。同じ国が絡んでいても、利権やら何やらが絡んでくるのさ。中心になる貴族も変わってくる。商業組合は利益を求める。それが国益に繋がると思っているからね。軍とは違った組織なのさ」
「へえ。国が運営しているんだから、軍と繋がりがあるんじゃないかって思っていたんだけど、随分と違うみたいなんだな。それと、それは何処まで組合長の指示なんだ? 有望な若者のスカウトもやっているって事なんだろ?」
「ほう。そこまで解るのはいい事さ。有望な若者は、何処の組織も欲しいものなのさ。何せ、人間だけが戦争相手じゃないからねえ。お前さんらはスタンピードって言葉には聞き馴染みが無いかい?」
「もちろん知っているとも。魔物の大氾濫だろう? 適度に魔物を排除しなければ、たちまち増えて大氾濫が起きてしまう。そんな場所をいくつもいくつも抱え込んでいるのが国だろう? ……なるほどな。それを管理しているのが商業組合って事にもなってくるのか。軍も関与しているんだろうが、手が回らないだろうし、退役した軍人を抱え込んで、魔物の間引きをしているのも、商業組合の仕事なのか。確かにそれなら、有望な若者が欲しいだろうな」
「そうだよ。魔物も無限に湧いて出てくる。それらは強くならないのかと言われたら、強くなるんだよ。魔物同士で戦って、どんどんと強くなってしまう。そうして数が増えてきたら、一気に町を飲み込んじまうんだよ。それを避ける組合が幾つかあるんだが、商業組合もそれに加担しているって訳だ。それで戦力が欲しいのさ。将来有望であれば、特にだね」
なるほどなるほど。大体見えてきたぞ。ゲーム時代は商業組合しか縁が無かった。そりゃあイベントなんかで狩人組合とかが出てきて、スタンピードがどうのこうのというイベントは確かにあったんだけど、直接かかわるのは商業組合だけだ。買い取りをしているのがそこだからだな。それで縁がある訳なんだけど、スタンピードを阻止しているのが組合なのか。そうなってくると、担当している場所なんかもあるんだろうな。
強くなれば、ある程度の自由が出来ると思っていたが、結局は国の紐付きにならないといけないのかね? それは面倒ではあるが、フリーでいれば、軍に引き戻されることにもなるだろうし、何処かの組合に所属するのがいいんだろうな。その方が引き抜きも防げるんだろうし。まあ、その辺はまだ考えなくても大丈夫ではあるんだけど、就職先は、ある程度決めておかないといけないって事なんだろうな。こう見えても、この受付さんも兵役を抜けてきたエリートなんだな。




