ゴブリン狩り
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クレーバーの町で1泊した後、朝ご飯をアーリアと一緒に食べて、ゴブリンの森へとやってきた。ここから修羅の道が始まる。そう、拳でゴブリンを殴りつけて契約をするだけの作業が。
「いいか? まずゴブリンを見つける。そしたら全力で殴る。1回殴ったら契約のスキルを発動する。そうすれば、80%の確率で契約が完了する。解ったか?」
「契約は20%で失敗するんだね。失敗したらどうなるの?」
「……多分だけど、ゴブリンの討伐報酬であるゴブリンの鼻と魔石を残して、消滅すると思う。その時に討伐経験値が入るはずだ」
「え? 失敗したらゴブリンって死んじゃうの? なんで?」
「なんでって言われてもな? 多分だが消滅する。しなかったら、もう1回契約する。成功するまで何度でもやる。だがまあ、消滅するんだろうな……」
拒否デスと言われた初期の契約。契約のスキルは、HPが50%以下になると発動できるようになる。だが、もっと減らせば確率は上がる。ゴブリンだとSTRが21になると、確定で倒してしまう個体が現れる。それを避けるために、STRは20で止めるんだ。まあ、それでも失敗するときは失敗する。そして、修正される前は、契約を拒否されると死んでしまう。だから拒否デス。因みに、これを利用した大物狩りの方法もある。HPを50%以下にすれば、倒せるか、契約が成功するかの2択なので、しない方が勿体ないとまで言われた。強敵はHPをどれだけ削っても、0.1%も変わらないって言われていたからな。ならとっとと契約するか死ぬかを選択させた方が良いって感じで使われていたんだ。まあ、明らかにバグなので、修正された訳なんだが……。この世界、バグがそのまま残っているらしいからな……。
「とりあえず、見つけ次第殴る。契約する。それを繰り返す。レベルが上がったら教えてくれ。まあ、パーティーなんだから、経験値は同じだけ貰えるはずだけどな」
「解った! とりあえず、殴って契約すればいいんだね?」
「そう言う事だ。じゃあ、とっとと契約しに行くのと、レベル上げに行くぞ」
「おー!」
そんな訳で、ゴブリンを探す。シンボルエンカウントなので、見つけ次第討伐すればいい。なお、見つけやすいなんてレベルでは無いので、即遭遇する。こんな感じで。
「ギャギャギャ」
「ギャー」
「あ、ゴブリンだ! ていやー!」
「俺もだ。うぉらぁ!」
「「契約!」」
殴り飛ばし、即契約。無事に2人とも契約に成功した。……なお、成功しても、討伐報酬である、ゴブリンの鼻は落ちる。不思議だ。
「やた! 契約に成功したよ!」
「じゃあ即送還だ。送還!」
「ええー? 戻しちゃうの?」
「魔物は死んだら生き返らない。だから、必要のない時は送還しておけ」
そう。このゲームの召喚士が、一発屋と言われていたのが、契約した魔物は死んだらそのままだからだ。普通なら、契約した魔物は死んだらHPが0の状態でグレーアウトして、暫くは召喚出来ないとかになるだろう。だが、このゲームは違う。召喚した魔物が死んだら、死んだまま元には戻らない。ただ、移した経験値は帰ってくる。流石にその時には、SUPは貰えないんだけどな。
ランキング戦に出てこない理由は、召喚士がAI操作で魔物が倒された時の保証がレベル返還しか無いからだ。出てきたとしても、死力を尽くして勝っても、次には絶対に負ける。だから一発屋。まあ、それでも召喚士で頑張るプレイヤーは後を絶たなかったがな。現に俺も召喚士のアカウントを持っていたし。
「見つけ次第契約していくぞ。とにかく数を見つけて契約する事だ。そうしたらレベルも上がる。どんどんと経験値を稼いで、出来るだけ早くに強くなる。……この世界は現実なんだ。時間ならたっぷりとあるからな」
「解った! とにかく殴って契約すればいいんだね!」
その通りである。とにかく強くならなければならない。なお、ゲームはどれだけやっても、1日2時間か3時間が限界だった。社会人は、仕事をしながらゲームをしなければならない。残業もあるし、明日の仕事もある。そんな中で、ゲームをやる時間をどれだけ確保できるのか。それが問題だった。
だがここは現実だ。レベル上げに必要な時間はたっぷりとある。厳選する時間もたっぷりとあるんだ。ならば、INT10000なんて直ぐだろう。まあ、INTを10000まで上げるのかと言われたら、その時のレベル次第としか言えないんだけどな。INTはそこまで重要視しなくても良かったからな。
そして、20分も経ったらレベルが1上がった。その間に、ゴブリンとは40体遭遇している。ゴブリンの森は、歩けば直ぐにエンカウントするんだ。ゲームはそうじゃないとレベルが上がらないからな。……現実が先にあるのかもしれないが。
「レベルが上がったよ!」
「じゃあ、ゴブリンに経験値を振り分けろ。ステータス画面から出来るだろ?」
「SUPは?」
「INTが20になるまでINTだ。その後は後で説明する」
「解った。INTを20までだね」
こっちもゴブリンに経験値を移して、ゴブリンのレベルを上げる。そして、すぐさまレベルが0になる。こうして魔物を強くしていって、魔物で戦うのが召喚士だ。決してINT極振りのエナジーバレット連打が、召喚士の戦い方ではない。
「出来たか?」
「出来たよ!」
「じゃあ、それを繰り返すぞ。とりあえず、夕方の日暮れまでだ」
「任せて! 体力には自信があるんだよ!」
「……知ってる。俺よりも初期STRが高い事も知ってた。力で勝ったことが無かったし」
伊達に幼馴染をやっていないって話だ。やんちゃなのは、俺も同じだったけどな。よく遊んだし。まあ、これから5年間は同じようにして遊ぶんだけどな。これはゲーム世界に入った特権だ。遊びつくしてやるんだよ。
それから、ゴブリンを契約して回った。……何度か拒否デスが発動したこともあったが、無事にゴブリンのレベルを10にする事が出来た。ゴブリンのレベルは10でいい。100まで上げられるが、10で止めるのがいいんだ。レベル10で交配が解禁されるからな。
「交配? 何それ?」
「ゴブリンの雄と雌で子供を作るんだ。レベル10に上げたゴブリンは雄か? 雌か?」
「雄だけど?」
「なら次は雌をレベル10まで上げるんだ。交互に上げていけよ?」
「なんで交配させるの?」
「10%の確率で、ゴブリンが進化するからだな。ゴブリンはGランクの魔物だ。次のFランクはゴブリンリーダーになる。それがEDCBASと上がっていく。Sランクのゴブリンヒーローを作るのが目的だな。まあ、それには時間がもの凄くかかるが、そもそも魔物の厳選は当たり前の事だ。召喚士になるなら、ゴブリンヒーローは10体くらいは欲しい。他の場所でもゴブリンの上位種は出てくるが、簡単なクレーバーの町で、準備を整えておく方が後々楽になるだろうからな。目標はゴブリンヒーローを1体作ることだ。そうしたら、精霊の泉に移動する」
「うーん? まあ、強くなるって事だよね?」
「そう言う事だ。だから、レベル10で止める。それをひたすら繰り返す。解ったか?」
「解った!」
そんな訳で、ひたすらゴブリンに契約を迫った。何度も何度もレベルが上がり、その度にSUPが入ってくる。これは異常だ。これなら簡単に強くなりすぎる。こんなに簡単で良いのか? INT10000とか、軽く超えてもおかしくないぞ。今のペースだと、全ステータスが10000を超えても不思議じゃない。それくらいにはゴブリンを狩ってしまった。そして、気が付いた頃には、夕焼けも見えなくなっていた。しまった。楽し過ぎて時間を忘れていたみたいだ。ゴブリンの諸君、明日も、明後日も来るからな。待っていてくれよな。




