キャンプで狩り
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「ここをキャンプ地とする!」
「随分歩いたけど、この辺には人が居ないね」
「居ない方が好都合だ。さあ、パワーと契約するぞ。契約の準備は出来ているか?」
「バッチリなんだよ。それじゃあ、いつも通りに単独行動させる召喚獣を呼ぶね!」
そう言ってデーモンロードと上級精霊を呼び出す。後はオートでお願いしますという奴だな。とりあえずは、ここで5日間ほど粘るつもりで居る。経験値が美味しいのは解っているんだけど、それ以上に精霊王を作れるかどうかが分かれ目と言っても良いとは思うんだよな。セラフィムも作るんだけど、ここじゃなくてもいいしな。とりあえず、契約で数を確保できれば、後で進化させるのも有りなんだよ。それくらいには緩い行動ではある。……問題はどれだけ契約できるのかが問題だな。どんどんと契約をしてしまわないといけないんだけど、それが追いつくのかどうかなんだよ。それだけの確率しか契約出来ないんだから。
「その分、数は多いからな。順当に行けば、100体くらいは契約できるとは思うんだけどな……」
「もっと効率よく考えようよ。沢山契約した方が良いんだよね? だったらどんどんと契約しないと。私はやるよ! 向こうで沢山居た召喚士よりも強くなるんだから」
「その意気だな。俺もどんどんと契約をしていこう。それじゃあ、一緒に行くか」
「うん!」
そんな訳で、狩りを楽しんだ。一気に契約数が増えるなんてことはなく。普通にやっているのにも関わらず、契約出来ないことが普通にあるんだよ。こういうのは数を熟さないといけないからな。当たって砕ければ良いんだ。まあ、この拒否デスの仕様だからな。仕様変更前のこれは、本当に狂気の沙汰だとは言われていたんだけど、現実にこうなると、目も当てられない。拒否されたら死んでしまうなんて事は、許されないとは思うんだよ。それで経験値の入る量も変わってくるんだからさ。そんな仕様、許されて良いのかって議論はあった訳だ。こっちの世界を踏襲したのであれば、この仕様も納得でしかない訳で。こんな世界があるなんて思わんだろう? 普通に考えて、元になった異世界があるだなんて思わないじゃないか。ゲームバランス的に無理があり過ぎるだろう。
「でも、沢山狩れたけど、契約は結構少ないね。思ったよりも集まらなかったよ?」
「そんなものだからな。まあ、夜の間も経験値稼ぎは出来るんだから、退屈はしないで済むとは思うぞ? まあ、これで俺とアーリアにもレベル差が出てくるだろうし、多分だけど、アーリアの方が強くなるのが早いだろうな」
「あれ? なんで私の方が先に強くなるの?」
「デーモンロードの数が違うからな。経験値効率を考えると、アーリアの方が稼げる。俺よりもずっと多く稼げるからな。そうなってくると、寝ている間にも経験値は共有される。けど、俺は寝ているから、経験値を魔物に譲渡できない。だからレベルが上がり続ける訳だ。その過程を踏むことになるから、アーリアの方が経験値は効率的に使える。SUPもその方が効率的に増える。今までは同じだったけど、今後はアーリアの方が強くなっていくとは思うぞ」
「へえ、そうなんだ。まあ、何でも良いとは思うけどね。そこまで変わらないっぽいし」
「それはそうなんだけどな? ここまでくるとそこまで変わらないのは仕方がない。それでも、俺よりも強くなれるんだから、期待してもいいぞ。どんどんと強くなってくれることを期待しているからな。強くなって、戦争で生き残らないといけない訳だからさ。俺たちは生き残ることを目標としているんだ。まずはそれに見合うだけの強さを手に入れないとな」
「だよねえ。強くならないといけないんだよね。今でも十分に強くなっているような気がするんだけどなあ。まだまだなんだよね?」
「まだまだだな。そもそも召喚士のステータスはあてにしては駄目だ。召喚士の強さの根幹は、召喚獣なんだからな。ああ、それと、精霊王が出来たら、デーモンロードのレベルを100まで上げるように。そうすれば、狩りの効率も上がるけど、それ以上にドラゴン対策になるからな。流石にドラゴン相手にレベル0のデーモンロードとセラフィムじゃあ厳しい。ヴァンパイアもそうだしな。レベルは上げておくこと。100までしか上がらないから注意な。召喚獣の強さは、そのくらいまでしか上がらないようになっているから」
「りょうかーい。でも、出来ることが増えてきたよね。色々と迷う事が多くなってきたなって思うんだよ。出来ることが増えると、迷うなんて思わなかったけど、ここから効率よくしていかないといけないんだよね?」
「そう言う事だな。効率よくもそうだし、ある程度は許容範囲というものを作っておかないといけない。ここまでなら大丈夫って範囲を自分で定めておく必要があるんだよ。だから、無茶苦茶にはならないように、整理はしておくこと。召喚獣を強くするにしても、そのくらいは出来て貰わないといけないからな」
「はーい。まあ、何とかなるでしょ。結構レベルも上がるし、じゃあ野営を始めないとね。どっちが先に寝る?」
「アーリアが決めていいぞ。ただ、先に寝るなら途中でちゃんと起きて来てくれないといけないけどな。そうじゃないと交代できないし」
「うーん……。先に寝るよ。後の方がなんか辛そう」
「どっちにしても慣れだからな。まあ、お休み。ゆっくり寝てくれ」
「はーい。お休み」
そんな訳で、野営である。……経験値の事もあるからな。レベルが上がる度に、どんどんと振り分けていく。この作業が出来なければ、召喚士としては半人前だ。ここで何をどう育てるのか。それを見極めないといけない。ゲームの時よりも、効率がもの凄く良いからな。まだ100日程度なのにも関わらず、セラフィムを作ることになっているんだし。初めにゴブリンキングで止めておいて正解だな。後からでも十分に強い個体は作れるんだ。レベルを上げる場所の見極めは大切になってくるんだな。……この分だと、ドラゴンバレーに何日間居られるようになるんだろうか。ヴァンパイアも沢山狩っておきたいからな。結局はヴァンパイアとドラゴンの素材を使った装備を作ることになるんだし。
夜は暗い。文明の明かりも何も無い所でキャンプをしている訳なんだからな。それでもデーモンロードたちは働いてくれているし、どんどんと経験値が入ってくるから良いんだけどな? 俺も契約に向かいたい所ではあるんだけど、そうすると、アーリアが無防備になるんだよ。それは駄目だからな。近くに来てくれるパワーを契約するので精一杯だ。こう言う事も経験だな。兵役の時には、普通にキャンプをしないといけないだろうし。面倒な事ではある。兵役を避ける訳にはいかないからな。そんな事をしてしまえば、犯罪者になってしまう。
兵役の拒否は出来ないことはないが、やらない方がいいのは確かなんだよ。いかないと、どっちにしても兵役の義務は負わされるし、1年逃げたら、2年の兵役が追加される。そんな感じになっているのだ。だから、大人しく兵役に行っておく方が良いんだよ。長く軍隊で使われるなんて御免だからな。
その後、寝坊したアーリアと交代しながら、キャンプをした。そして、ガンガンと上がるレベルに驚愕しながらも、召喚獣を強化していった。最強になるには、召喚獣を強くしない事には意味がない。それだけの事が出来るようにならないといけないんだ。最強になるには、中々道のりは遠い訳で。簡単には出来ないようになっているんだよ。




