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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

今期のアニメ、何が良い? 迷彩模様。は?

作者: 栗野庫舞

アニメは楽しい。

 女子高生で登校中のあなたは、友人女子と通学路を歩いていた。


「今期のアニメ、何か良さそうなのある?」


 あなたは隣の友人女子に聞いた。


「あーオススメね……何がいいかなぁ……」


 友人は口元に手を()えて考え始めた。


 彼女とは高校で知り合ったばかりの、お互いアニメ好きで意気投合した間柄だ。そんな友人の有益なご意見を、あなたは期待して待つ。


 信号で、あなた達は足を止めた。


 急に彼女はあなたへと体の正面を向けて、スカートをたくし上げた。


(はぁっ?)


 あなたは理解が追いつかなかった。


 どちらかと言えばおとなしそうな印象で黒髪の、地味な部類の友人。胸部はそこそこ。制服のグレーのプリーツスカートはあまり短過(みじかす)ぎない。そのスカートが、細くてきれいな両手で大胆に持ち上げられ、あなたへと下半身を(さら)す。


 混乱状態のあなたはもちろんのこと、周囲もざわついた。


「オススメはこれだね。迷彩模様」


 友人の下着は、薄緑と薄い桃色と白で三色迷彩になった下着だった。白いリボンとレースもついている。迷彩はミリタリーを連想させる硬派な要素のはずなのに、彼女のショーツは大変かわいい。


 と言うか、かわいいかどうかなんて問題ではない。


(なんだコイツなんだコイツ、なんだコイツなんだコイツゥ~ッ!)


 あなたは内心、非常識な友人女子に対して非常に動揺していた。むしろ、あなたのほうが恥ずかしくなってくる。


 一方、彼女は恥じる様子もなく、スカートを下げた。


 信号が青になり、彼女は動き出す。あなたは反応が遅れて(あせ)った。


「冗談だよ。オススメは、あの人気ファンタジーの二期目だね」


 周囲を驚かせた反省もせず、冷静に彼女は語る。


「いや迷彩柄ならサバイバルものを(すす)めろよ!」

 思わずあなたは声を荒げた。


「下着見せるのはラブコメだよ?」

「いやエロゲーだ! それにさっきのアンタだ!」

「今期はエロゲー原作のアニメはないし、私はエロゲーのキャラじゃないよ」

「知ってる!」


「……あんまり大声を出すと周りに迷惑じゃない?」

「だろうね!」


 その後、彼女はしかたなくといった感じで、過去のサバイバルものアニメについて語り始めた。聞いている間も、あなたは衝撃的なたくし上げを忘れられなかった。


(やっぱ、あれはヤバかった……)


 良くも悪くも。


 彼女が()していた人気ファンタジーの二期目は()るにしても、幻想的な迷彩柄の下着は今期のアニメでも見ることはないだろうと、あなたは思っていた。


                    (終わり)

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


このようなスカートたくし上げ作品は他にも色々ありますので、良ければそれらもお楽しみ下さい。


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