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何処ですか此処

「成る程。いつ会えるか楽しみじゃな」


 その超絶なる美貌を持った少女は髪を(なび)かせながらそう呟くのであった。






 ―――――――――――――――――――――――――


「え、嘘だろ」


 咄嗟にそう思った。なんなら声にも出た。

 それもそのハズだ、だって昨日までは夏休みということも有り、家でダラダラとゲームをしていたのだから。

 それで寝て、起きたらこうなっている


「何処だよここ…ていうか綺麗なとこだな

 森の中…か?」


 美しい、その一言にかけるのだ。いや本気(マジ)

 こんなの日本にあったら天然記念物モノなのである

 そう、日本だったら…


「この様子じゃ十中八九日本ではないだろうな、じゃあこれがアニメでよく見る異世界とかいうヤツか⁉︎」


 彼は興奮と感動で走り回っている。そんな時、あっと思い出したように


「じゃあ神様とかになんか特殊な能力(スキル)貰ってるんじゃね?

 でも見る方法とか無いのか?え、貰ってないってこと?」

 (うーむ、とりあえずどうしようもないので周りを探索してみるか。)





「はぁ…俺の体内時計じゃもうこっちの世界に来てからもう一時間は経ってるぞ…くそ、どうなってやがる」


 所々で人が()()()()()()()は感じたのだがな。


「一旦そこで休憩するか。」


 そんな時、彼の目に小さな民家が見えた。ポツリと建っていたのだ。


「い、家だ。こんなところに

 ここに住んでいる人に色々と聞こう」


 そう言い、ドアの前まですぐさま行った。

 コン コン

 軽くノックはしてみたものの、誰も居ない様子。だがここ以外とても家を見つけれそうにはないため、やむを得ず、家に入ることにした


「お邪魔しまーす……」

(ん、これって殺人現場とかでよくあるやつなのでは…)


 まあ、流石に居なかった。疑ってスミマセン

 ともかく、中を見渡してみたが一人暮らしであれば全然余裕で暮らせる部屋だろう。としか分からない


「えーっと、どうしようか…何すりゃいいんだ?人ん家だし下手に物色するわけにもいかないし、だけど外はもう夕暮れ時だ

 う」


 ずっと歩いていた疲れと休めたという心地もあり、椅子の上で寝てしまった



《条件を達成、これより進化を行います。》

 謎の言葉と共に





―――――――――――――――――――――――――


「…せん、…の

あの…あの、起きてください!」


「ん、」


 擦りながらゆっくりと目を開ける。


そこには可愛らしいウサギ耳を立てた獣人が居た

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