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むねのちいさなおねえさん

作者: 朝馬手紙。

【はじめまして

一日、数万円のプランです

きれいなおねえさん揃ってますよ

お住まいはコチラですか?】


そして遂にインターホンが鳴る

良かった、留守じゃなかった

上がってもいいかな?

冴えない君は無言で頷く

そのまま奥へ、奥へ…


あぁ

顔をよく見たら

ハイライトが消えていた

節電…なわけ無いか

君の隣、いいかな?

「………」

私はそれを肯定と捉えた

そして

失礼して

ベットの上に寝転がる



ほら、おいで

こっちにきてよ

無い胸で抱きしめてあげる

そうだよね、疲れたよね

君は良く頑張った

だから

泣くこと我慢しなくていいよ

勿論、我慢してもいい

約束の時間が来るまで今日はずっと…


ここにいるから



そうだよね

しにたいよね…休みたいよね…

分かった

もう、何も聞かない

何があったかなんて聞かない

サヨナラも言わず、家を出ても振り返りもせず

お別れしてあげる



そうだよね、どうでもいいよね

君は良く頑張った

だから

望み通りキスもしてあげない

勿論セックスもしない

意味のない体温を少しの間だけだけど…


一緒にいるから





いまだけは、いまだけは

私と君の二人だけ

ふたつ、心臓が泣く音が聴こえる…





約束の時間を守れなくてゴメンね


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