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スローライフ   作者: 篠月のあ
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僕は仕事が多い。(仕方ないね)

「東雲 光。ただいま戻りました」

 「社長室」と書かれたハートのプレートの掛かった部屋の扉をノックし、僕は中へと入る。

「お帰りなさい。ずいぶん手間取ったのね」

「シーパンサーはすばしっこくて、僕と相性悪いと言ったじゃありませんか」

 今回の仕事は『シーパンサー』と言う生物の保護だった。シーパンサー(二足歩行する猫に大きな牙を生やした様な生物で、とてもすばしっこく頭がよいため、スリや盗難等の被害が多発している。)は、僕の苦手な生物で、保護するのに時間が掛かった。こいつらは自分が『絶滅危惧種で保護されるので、殺されない』ことをいいことに、しょっちゅう脱走しては、周辺の家を荒らしまくる。くそ、忌まわしき動物愛護団体め。

「そ。大変だったわね、今日はもう休んでいいわよ」

「いや、『今日はもう休んでいいわよ』って、元から僕は今日休みなのですが···」

 僕の目の前で偉そうに座っている女性の名は子野江このえ さくら。僕が勤めている『子野江グループ』という会社の社長だ。『子野江グループ』は、日用品·食材·工具·医薬品·電化製品から文庫本やアニメグッズに至るまでを広く生産している一流企業である。桜の父である統春すばるが『子野江』を立ち上げ、日用品で大儲けし、他の分野の会社のを取り込みまくった結果、日本の生産物の7割は『子野江』が占める。とまで言われるようになった。(実際は、どうだか知らないが、日本人は誰も疑わない)そんなレベルの高い会社の現社長桜は、僕の幼なじみで、特に取り柄の無い僕の為にある部署を作った。

「あら、そうだったの。ごめんなさい、知らなかったわー(棒)」

 その部署は、近年増加しつつある、特殊化合生物、通称『キメイラ』の保護、討伐をする。その名も、

「ああ、そうですか(怒)。じゃあ、もう、帰ります」

「あら、私にそんな態度でいいの?あなたが勤める、『英雄課』は私が直接管轄しているのよ。だから、あなたの月給だって、すぐに」

「だぁぁぁぁぁ、やめろ、止めてくれ。わかったから。··········くぅぅ」

 英雄課である。そして僕は、今の英雄課の唯一の生き残りだ。


篠月のあです。

一話めだけだと全く意味がわからないので、二話めをできるだけ早く掲載しました。

やっと、話の前提が書き終わったので、ちょっとだけホッとしています。

拙い文章、並びに、誤字脱字や用語の間違い等があるかもしれませんが、お許し下さい。

それでは、また、来週。

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