白に包まれておやすみ
なり続ける足音
声を探したあの日
最後はもう終わってしまった
夕暮れに囁く約束(独り言)
あの日と同じね
微かに響く笑い声
寂しさを押し殺して
緑に染まる海と、赤色の昨日
右手をそっと近づけた
まだかしら?
続きを待つ迷子
(それは永遠に近い)
目を閉じた先に見える景色
待ち望んだ明日
壊れかけの冬空を見上げる
ホットミルクに沈む、静かな朝
投げ捨てた秒針
ひたすらに続くメロディ
掠れた声が旋律をつぶやく
ハロー、ハロー、ハロー
白に包まれておやすみ