アーサー・ヘイリーをご存知ですか?
アーサー・ヘイリーはアメリカの松本清張のような…。
本を整理していると、間違って処分してしまってあとで困ることがある。アーサー・ヘイリーはアメリカの作家で、売れる本を書く人だった。何年も前に、もう読まないだろうと思って処分してしまい失敗した。
亡くなったので改めて書店で探してみたが見当たらない。古書店にときどき出ている。いつでも探せると思ってそのままになっている。
有名なのは『大空港』という作品でハリウッド映画にもなった。空港を飛び立った旅客機に爆発物を持った男が乗り込み、機内で爆発、さあどうやって旅客機を無事に着陸させるか、というサスペンスで見せる作品だった。
空港で働く人々、乗客、犯人の妻、といった登場人物の視点から物語が進行し、全体像が構築されるというスタイルで、細かい部分にも取材が行き届いていた。アーサー・ヘイリーがこれより前に書いたのが『0-8滑走路』という作品で、ここでは機内食の食中毒でパイロットが倒れてしまった旅客機を、ヘリコプターの操縦経験のある乗客が操縦桿を握って、危機を回避して着陸させる、という展開だった。
『最後の診断』では、大病院内部の人間群像を、『ホテル』では経営の傾いた老舗のホテル、『エネルギー』では、電力会社の組織内部を描いた。
ヘイリーの本は単行本では分厚くなり、やや躊躇してしまうのだが、読み始めると、どんどんページが進んでしまうという感じだった。
人間の深遠を描いた高尚な文学もいいのだが、ヘイリーのような大娯楽小説も人生の楽しみである。また探してみよう。
読んでいただきありがとうございます。




