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プロローグ 過去の君たちへ

過去の君たちへ。

僕は君たちが生きる時間から約500年後ー2532年にいます。

僕は今「魔力」の研究をしています。

魔力はとても汎用性が高いエネルギーで、今はその汎用性についての研究が行われています。

魔力研究所を立ち上げて。

これは魔力を研究する未来の物語です。


ー2511年 12月11日 近藤駿也(こんどうしゅんや) 生誕

僕はずいぶん早く言葉を話し始めたことと興味の持つことがほかの人と違うということがあって、いわゆる「神童」とか「天才」と呼ばれるようになった。

5歳のころ、僕は風邪で寝込んでいた時に、熱が出ているのを自分でも感じて、「体内には何かエネルギーがあるのかもしれない。」と思った。

まあ、実際のところそれはただの免疫の反応だったのだが、それがきっかけで「体内のエネルギー」の研究をしようと思ったんだ。

そして僕は今12歳。小学校を卒業して、中学生になった。

中学校ではまず最初に名刺交換的なことをやらされたんだ。

そこで気になる人が一人いた。

「医学とか体の研究者を目指しています!佐鳥茜」

この人は人体の研究者を目指しているらしい。少し似ているかも?

うれしいことに席も近い。また今度話してみようか。

その日は普通に街中を寄り道しながら下校した。

次の日、登校している途中。

「ねぇ、近藤さんだよね。名刺見て話しかけてみようと思って。」

佐鳥さんも名刺を見てそう思っていたのか。行動が早いな。

「そうです!僕もちょうど話しかけようか迷ってたところなんです。あなたも人体や医学の研究をしたいんですね!」

「まあ、お父さんが研究者だってのが一番大きい理由だけどね。」

なんと、親が研究者とは。これはいい知識が手に入りそうだぞ。

「へぇ、親が研究者ってすごいですね。また今度会ってみたいです」

「研究所に行ったらいいよ。お父さんの研究所は結構小さくてね。結構暇してるみたいなんだよ。」

今日の行先が決定しました。研究所に行くぞ!

「そうなんですね!どこにあるんですか?」

「あそこに小池商店ってあるでしょ?あそこの前を右に曲がって歩いて行ったらあるはずだよ。今度行ってみたらいいと思う!」

「ありがとうございます!行ってみます!」

「あと敬語じゃなくていいからね?」

「...そっか。よろしく、佐鳥さん。」

僕の頭には研究所に行くことしかなかった。

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