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時として魔女は───  作者: 詩章
プロローグ
1/15

魔女の独白

 今日から、私は魔女のことわりを外れる。


 この命も、これまでの実験や考察も、このまま私が私である限りなんの意味があるのか分からなくなってしまったんだ。


 これから私は、私の意思で人間と触れ合っていく。



 私は気分屋だ。


 時には彼らを助けるかもしれない。


 時には彼らに酷いことをするかもしれない。



 私は、天使にも悪魔にもなれはしない。


 いつだって私は……


 どうしたって私は……



 静かな夜のふち、黄昏る魔女の表情からはなんの感情も読み取ることはできない。


 深い深い闇の中、魔女は理を外れた。

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