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Held World Online ~美少女高校生の無双ゲー~  作者: 蒼福 ポン
第一章
3/23

第2話~プロゲーマーな友人~



目を覚ますとお昼を過ぎていた。別に遅刻というわけではない、今日は日曜日だから一日中ダラダラできる。ベットの上でボーッとしているとぐぅーーとお腹が鳴った。


「なんか食べよ」


ベットから降り、顔を洗うために洗面所へと向かい鏡の前に立ち顔を洗う。前を見ると鏡には美少女が写っていた。突然、美少女になったわけじゃないよ?私はもともとこの顔だし。自分で言うのもなんだが私の顔は惚れ惚れするほどの美少女っぷりだと思う。両親は別に顔立ちが整ってたわけでもないし、親戚も美形ではない。突然変異みたいなものかなと勝手に解釈している。まぁ、この顔のせいで色々と面倒事が多いので高校からは友達と離れて遠くの学校に通い、地味な黒縁のメガネをかけて陰キャとして生活している。まぁ元々陰キャっぽいとこあったし、それにゲーム友達もいるから寂しくはない。ないったらない。誰に言ってるんだ私は。いかん、雨が降ってきたな。家の中で雨なんて降らない?いいや、雨だよ。なんて一人芝居をやってないで早く何か食べよ。


「つってもなにもないんだけどなぁ、どうしよ?外出たくないなぁ」


と、愚痴を垂れても食べ物は出てこないのでコンビニに出かける。後メガネも忘れずに。


「寒っ!」


もう少しで冬休みに入ろうかという時期なので寒いのは当たり前だけど今日は一段と寒い。


「さっさと行ってさっさと帰って来よ」


少し早歩きでコンビニへと向かう途中、暇なので動画でも見ようとMeTubeを開くと、一番上に『アイ』という女性配信者の配信画面が出てきた。動画の内容はゲーム実況のようだ。


『こんにちはー、プラネッタ所属二期生のアイだよー、今日は昨日告知した通り、同期のメグミとスペースウォーズやっていくよー』


可愛らしい少女の声と共にコメントも盛り上がっていく。


『こんちはー』

『わこつ』

『わこつ』

『やったぜ』

『待ってた』

『何気に初めてじゃね?』


『確かに配信でやるのは初めてかもね、でも僕たち裏では結構やってたんだ』


と、ちょっとしたリスナーとの会話を挟みながらアイとメグミは配信を進めていく。今の時代、フルダイブだろうとなんだろうと配信をするのは結構楽になっていた。これもアラタキの開発だったりするのだがそれは置いといて、フルダイブなんだから当然配信に移るのは自分が作ったアバターである。アイのアバターは桃髪のツインテールで可愛い系、メグミは青髪のショートでボーイッシュな感じだった。後、二人ともおっぱいが大きい。      

                 ケッ。


..............各々のアバターは一番最初にプレイしたゲームで自分自身が作り上げる。一からパーツを使って作り上げるのもいいが、リアルの自分の姿を中心に作ることもできる。ちなみにこの二人もそうだ。二人が所属するプラネッタは結構テレビとかにも出てるアイドルのような存在で、自分と同じ顔でアバターを作ることが宣伝にもなるんだとか。私のアバターも自分の姿を中心に髪の色と目の色を紫に、髪型をショートからロングにしていて、結構可愛い.........はず。なんといっても私はMMO系のゲームはほとんどやらない。スペースウォーズは結構人がいるけど私のプレイスタイルが遠くからの狙撃だから近くでみられることがないのだ。ブルークはそういうこと言わないし、てかブルークって私のこと女だと思ってないんじゃないかな?.......いやいやいや、さすがにないか、うん、ないよ、そう信じよう。


とか考えてるうちにコンビニについた、量の割に安いハンバーグ弁当とお茶を持ってレジに向かう途中いけすかないブルークの顔が見えた。まぁ雑誌なんだけど、世間からのブルークの評価は好青年でイケメン、ゲームも上手くてプロゲーマーといえばこの人!という感じだ。


「猫被っちゃって」


あいつの本性を知ったらファンの人たち気絶するんじゃなかろうか。ていうか、配信つけっぱなしだった。二人はランクマッチをするらしく、二人ともダイヤモンドとランクは高めだった。そういえば一人でランクマはあんまりしたことないなとか考えながら会計を済ましてそそくさと帰路に着く。


「ただいま」


買ってきたハンバーグ弁当をレンジで温めてお腹の中に入れていく。


「ごちそうさま」


容器をゴミ箱に投げ入れ自分の部屋に戻っていく。本来ならブルークと一緒にゲームしたいのだが多忙なブルークはいつも夜の9時からしか一緒にできない、ので


「久々に一人でランクでもやろうかな」




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