第8話
ジュリアは温かな湯に浸かっていた。王子達にされた事は恐ろしかった。思い出すだけで怖気がする。王子に押さえつけられ、その息がかかるだけでも嫌だった。王子に舐められ吸われた首筋を何度も石鹸で念入りに洗ってしまった。
(アレックス様に抱き締められたり口付けられたりするのは、とても心地良くて嬉しいのに…)
同じ事をされても、相手がアレックスだったら嫌では無かっただろう。
ジュリアはトリプレット公爵家の庭でアレックスに押し倒された時の事を思い出してしまった。もしまたアレックスに押し倒されたらその後どうなるのかを考え、ひとりで赤面した。
王子達が国王の逆鱗に触れ、勘当寸前だったーーそんな噂が首都に流れた。実際、王子達は謹慎処分をくらっていた。
国王は改めてトリプレット公爵家とピジェル侯爵家、そしてもちろんアレックスとジュリアに謝罪した。アレックスとしては目の前で国王が王子達を殴り付けてくれたから気は収まっていたし、何よりジュリアが無事だったから水に流すつもりでいた。
しかし国王と王妃はそれでは不十分だと考えたようで、アレックス達の結婚式を全面的に支援すると言い出した。出来るだけシンプルにしたいというアレックスとジュリアの意見が通るわけもなく、大聖堂には溢れんばかりの高価な花が飾られる事になり、ジュリアのウエディングドレスは宝石を散りばめた超絶豪華なドレスに決まった。
ジュリアは普段と変わらずヒューゴと出仕して仕事をこなす。時には将軍であるアレックスがジュリアを伴い、将軍の右腕で国王の盟友のヒューゴがジュリアを守り、優秀で厳しいと評判の文官のオーリーが「妹に手を出したらどうなるか分かるか?」と囁くものだから、ジュリアに群がる男の数は激減した。代わりに大量の手紙や贈り物が毎日ジュリアに届けられたが、ジュリアは受け取ろうとしなかった。
忙しくも平和な日々が流れる中で、その書類はアレックスの元へ届けられた。アレックスはゆっくりとそれを読む。そしてジュリアに手渡した。
「ジュリア、これも処理してくれ」
ジュリアは立ち上がってアレックスから受け取る。アレックスの様子から、重要書類だと思ったからだ。ジュリアはひと目見てその意味を理解した。ジュリアが最も見たくて最も見たくないものが、そこには書かれていた。
ーーアプトン伯爵は永世爵位剥奪、家の取り潰し、領地及び資産は全て没収、伯爵及び伯爵夫人は即時国外追放
ーーリアストー伯爵は永世爵位剥奪、家の取り潰し、領地及び資産は全て没収、伯爵及び伯爵夫人は10年間の労役の後国外追放、伯爵子息夫妻は即時国外追放
ジュリアは何度も同じ文章を読み返した。涙を零すジュリアをアレックスは抱き締めた。その涙の意味はジュリア自身にも分からなかった。両親と姉の重い罰が悲しいのか、死刑にならなかった事が嬉しいのか、それとも全てが終わってホッとしたのか、あるいはその全てなのか。
食の進まない息子を、トリプレット公爵と夫人は微笑ましく眺める。アレックスは挙式を明日に控え、今から緊張していた。式は恐ろしいほど豪華絢爛で大規模になった。父の挙式よりも兄の挙式よりもはるかに大規模な挙式にため息が出る。しかも国王の意向で披露宴まで王宮内でやる事になってしまった。
(俺は次男だし、ジュリアも養女だし、こんなに派手じゃなくても…)
「アレックス、花婿がため息なんてつかないの」
「…母上…俺の結婚式を誰よりも楽しんでますよね…」
「ええそうよ」
頭の上に「るんっ」という浮かれた文字が見えるような母にため息をついて食卓を後にする。
自室に下がり、明日の複雑で長い段取りを予習していると、控えめに扉がノックされた。顔を上げずに応えると、誰かが無言で入ってくる。訝しんで顔を上げ、アレックスは幻を見た。ジュリアを思うあまり、ジュリアの幻がそこに立っていたのだ。夢の中にいるようにふらふらと立ち上がり、その幻に近づく。ゆっくりと手を上げてその頬に触れると、それは温かく柔らかい。ジュリアがふわりと笑った。
「ジュリア…」
堪らず口付けた。それは幻ではなかった。本物のジュリアがそこにいて、アレックスの口付けを受けていた。角度を変えて何度も何度もしつこいほど口付ける。ジュリアの唇は甘く、永遠に口付けていたいと思うほど心地良かった。
「おい、アレックス、ジュリアが…」
部屋に入ってきた公爵は呆れた。アレックスがジュリアを抱き寄せてその唇を激しく貪っている。このまま放っておけば、アレックスは間違いなくジュリアをベッドへ連れ込むだろう。
「こらこら。そのくらいにしなさい」
2人を引き離そうとするが、アレックスがジュリアを離さない。仕方なくアレックスにこっそり囁く。
「明日の夜は誰も邪魔しないから。ジュリアはお前のものだ。好きなだけ愛し合え。今日は離しなさい」
やっとアレックスが渋々ジュリアを放した。侯爵はホッと息をつく。
「ジュリアは挨拶に来てくれたんだ。さあ、ジュリア、おいで」
ジュリアは頷くと扉に向かう。そして扉を閉める直前、はにかむように可愛らしく微笑んだ。それは花婿の心を蕩かす花嫁の微笑みだった。
大聖堂は超満員だった。招待客は恐るべき人数だった。国王夫妻も最前列でニコニコしている。アレックスの隊も全員が参列し、ジュリアのたっての希望でトリプレット公爵家とピジェル侯爵家の使用人たちも参列していた。
白手袋を手にアレックスはソワソワしていた。遠くから母が“落ち着きなさい”と声を出さずに言う。正装の軍服に身を包み、一見キリリと落ち着いた姿のアレックスは、間違いなく美青年で非の打ち所がない。実際は緊張でアレックスの手は冷たい汗でぐっしょりと濡れ細かく震えている。戦場では奮い立つことはあれど心臓が痛くなるような緊張は経験がないから、どう対処すればいいのか分からない。
大聖堂の扉が開き、人々の注目が集まる。そこは光に満ちていた。純白のドレスに身を包んだ花嫁は光に包まれていた。ヒューゴに手を取られ、ジュリアがゆっくりと歩く。そこかしこからため息が漏れた。ヴェール越しでもその美しさが隠せないジュリアに誰もが見惚れた。しかもドレスはレースやパール・輝く宝石が数メートルに及ぶドレスの裾までこれでもかと散りばめられた稀に見る豪華さだ。
緊張した面持ちのジュリアが、目を伏せて歩く。大聖堂中がジュリアの虜だった。
ジュリアがほんの少しドレスの裾を持ち上げて一段ずつ階段を上がる。近づいてくる美しすぎる花嫁にアレックスの心臓はドクドクと飛び跳ねる。
ジュリアがアレックスと同じ最上段に着くと、ヒューゴとジュリアは微笑みあってヒューゴが下がる。ジュリアに釘付けのアレックスは、ヒューゴが呆れたようにアレックスを見たのには気づかない。
司祭が祝詞を読み上げる間も、じっと目を伏せているように見せかけて、ずっとジュリアを見ていた。ジュリアはブーケを大事そうに胸に抱えて目を伏せている。アレックスは込み上げる感動を感じていた。
(こんな天使みたいな美女が、俺の妻になってくれるのか…)
祝詞が終わり、司祭が合図する。アレックスとジュリアは向き合った。
手が震えるのを抑えながら花嫁のヴェールを上げる。ジュリアが顔を上げた。聖堂中が息を飲んだ。花嫁の美しさはもはや神がかっていた。司祭も思わずジュリアに見惚れて息をついた。
アレックスが花嫁の頬に手を当てる。ジュリアがアレックスに向かって艶やかに笑った。それを見てアレックスも笑う。ジュリアの笑顔を見たら、不思議と気持ちが落ち着いた。アレックスはゆっくりとジュリアに口付けた。同時に大聖堂の鐘が鳴り響く。その音は遠くまで響き渡った。
その後の披露宴も大騒ぎだった。アレックスとジュリアのもとには次々と挨拶客が怒涛のように現れ、息をつく暇もない。アレックスは次第に飽き飽きしてきたが、ジュリアは誰にでも笑顔で応じている。そんなジュリアの姿を見て、誰もがアレックスを羨んだ。
「ジュリア!すっごく綺麗だよ!」
例の如くライラがジュリアに抱きつく。ジュリアもライラや隊の面々の顔を見て嬉しそうだ。
「ジュリア、すげー綺麗…」
「隊長には勿体ないよなぁ」
「俺たちのジュリアが…」
アレックスはジュリアを抱き寄せる。
「悪いな。ジュリアは俺のものだ」
自慢げなアレックスにイラッとしながらも、ジュリアが幸せそうに微笑んでいるからまぁいいか、と隊員達は納得する。
「…まさかあの子がこんな美人さんになるとはなぁ…」
カイの呟きに、ジュリアがメモを書いてニコニコとカイに渡す。
“カイ様のおかげで、今の私があります。心から感謝しています”
それを読んだカイはゴシゴシと目元を拭った。隊員達も横からジュリアの美しい字のメモを見て笑顔になった。
国王夫妻が現れるとアレックスもジュリアも立ち上がって頭を下げた。
「畏るな。今日の主役はお前たちだ」
国王が嬉しそうに笑っている。
「ジュリア、とても綺麗よ。こんな綺麗な花嫁は他にいないわ」
王妃も満面の笑みだ。するとジュリアが何かメモを書いて、ブーケと共にそっと王妃に手渡す。それを読んだ王妃は涙ぐんで感極まったかのようにジュリアをしっかりと抱き締めた。
宴がようやく終わり、アレックスとジュリアはトリプレット公爵家に帰宅した。使用人にも出来るだけ休暇を出したから、城内は静かだ。
アレックスとジュリアは、公爵夫妻に挨拶をする。アレックスはジュリアを部屋へ送り届けると自室に戻った。待ち望んだ夜ではあったが、アレックスは緊張していた。
取り敢えず入浴して気持ちを落ち着かせ、意を決して部屋を出てジュリアの部屋へ向かった。
部屋をノックするとジュリアが顔を出す。微笑んで室内に招き入れてくれる。
ジュリアも入浴したのだろう、化粧っ気のない顔は微かに上気しているし、結わずに流したままのプラチナプロンドは湿り気がありそうだ。
部屋の扉を閉めると、取り敢えずジュリアを抱き締めた。温かく柔らかいジュリアの身体が心地良い。ジュリアの首筋に顔を埋めると甘い香りがする。
「愛してる、ジュリア」
耳に息を吹きかけながら囁くと、すぐにサッとジュリアの耳が赤く染まる。そしてアレックスの腕の中でコクンと頷く。
腕を緩め、顔を上げさせるとジュリアが微笑む。アレックスは口付けた。ジュリアの口内を犯す深い口付けだ。アレックスはもう手加減しなかった。思いのままにジュリアの唇を貪った。ジュリアの身体から徐々に力が抜けていく。だがアレックスはジュリアの腰を抱いて離さない。やっとアレックスがジュリアから唇を離した時には、ジュリアは膝からも腰からも力が抜け、アレックスに縋り付いてやっと立っているような状態だった。
アレックスは微笑んでジュリアを抱き上げる。そのままベッドへと運び、そっと横たえると、すかさずジュリアの上に被さった。
夜明けごろ、ぼんやりと目覚める。モゾっと動くと、
「おはよう」
頭上から優しい声がした。ジュリアが顔を上げると、漆黒の瞳が見下ろしている。
(アレックス様…)
思わず微笑むと、アレックスも笑う。そしてアレックスの顔が近づいてきたと思ったら唇を奪われた。口付けの心地良さに酔いながら、ジュリアは何があったかを思い出した。
(アレックス様のものに…していただけたのね…)
アレックスにたっぷりと愛され、アレックスの腕の中で目覚める幸せにジュリアは泣きそうになっていた。ジュリアの閉じた瞳が潤み、透明な雫が零れ落ちた。
朝食に遅れてきた新婚夫婦を公爵夫妻は微笑ましく見る。
「遅れて申し訳ありません」
ジュリアの腰を抱いていたアレックスが、ジュリアを掛けさせながら言った。
「構わない。今日は休日だしな」
食事をしながら公爵夫人は息子夫婦を観察する。ジュリアはやや疲れた様子だが、肌つやよく顔色も良い。アレックスはいつになく上機嫌で、食事中もチラチラとジュリアを見ている。
公爵夫人は夫と視線を交わし、満足げに微笑んだ。和やかな朝食が終わり、アレックスとジュリアが立ち上がる。アレックスはジュリアの腰を抱き抱えるようにして退席していくが、公爵夫妻に
「今日は一日ジュリアと2人水入らずで過ごします」
言い置いて行く。
「アレックスってば…」
「いいじゃないか。新婚なんだ」
公爵がうんうんと頷く。
「ジュリアをご覧になりましたか?あの子の首筋にいくつキスマークがあったか、数え切れませんでしたわ」
「アレックスも健康な若者だからな。孫たちに囲まれるのも、そう遠くなさそうだ」
いつもはジュリアの手を引いて来るのに、今日アレックスはジュリアの腰をしっかりと抱いていた。ジュリアは一人ではまともに歩けないのではないかと勘ぐってしまう。
それにアレックスの言う“水入らずで過ごす”は、“ジュリアとイチャイチャしたいから邪魔するな”と言う意味に他ならない。
「せっかく可愛い娘が出来たのに…アレックスばっかりズルいと思いません?」
「まぁ、新婚だからな。許してやりなさい」
息子は思った以上に妻を溺愛している。一秒たりとも離すつもりがないのではないかと、公爵夫妻は思い始めていた。
結局、昼食は部屋に運ばせジュリアと2人で食べ、夕食はダイニングへと向かった。
夕食に現れたジュリアは明らかに疲れた様子だった。反対にアレックスは上機嫌でエネルギーに満ちている。
公爵夫妻は若干呆れた。昨晩から、そして今日もずっとアレックスはジュリアを離さなかったに違いない。これまで女性にほとんど興味を示さなかった息子が、ジュリアには盲目的に夢中なっている。
食事を終え席を立ち上がったアレックスとジュリアを公爵夫妻が引き留める。
公爵夫人がジュリアに囁いた。
「ジュリア、嫌なら嫌って言っていいのよ」
心配そうな公爵夫人にジュリアは笑ってみせる。“嫌なことは何もありません。アレックス様は私の嫌がる事をなさいません”とメモに書いて見せる。
公爵もまたアレックスに囁く。
「お前と違ってジュリアは繊細なレディなんだから…」
「…分かっています。でもジュリアが可愛くて離せないんです」
アレックスは悪びれもせずしれっと言ってのけた。ジュリアを伴ってさっさと消えて行くアレックスは、どうせ今夜もジュリアを愛して離さないだろう。公爵夫妻は諦め顔を見合わせた。
翌朝、出仕して詰所に入ると、隊員たちがジュリアに群がる。
「結婚式のジュリアは天使だったよ」
「ジュリア、また綺麗になったな」
「人妻になっても、やっぱりジュリアは可愛い…」
ジュリアはニコニコと応じている。対して隊員達のアレックスへの視線はなぜか冷たい。それに気付いてアレックスがヒューゴにこっそり訊く。
「俺、何かしたか?」
「アレックス…俺たちは軍人だが、諜報にも長けてるのは知ってるよな」
「当たり前だ」
「だからみんな知ってるんだよ。お前が昨日、ひと時も嬢ちゃんを手放さなかったってことを」
「…………」
アレックスは声が出ない。
「新婚だからな。仕方ないのは分かるが…みんな嬢ちゃんを妹みたいに可愛がってるんだ。嬢ちゃんを泣かせたら、お前、部下に殺されるぞ」
言葉の裏に“俺もただじゃおかないけどな”と言う意味を持たせてヒューゴが言う。
「…ジュリアが可愛くて堪らないんだ。それに、色っぽくて柔らかくていい匂いがして…」
ヒューゴは呆れた。アレックスは軍人としてはずば抜けて優秀で、いずれは王国軍総司令官になるだろう。だが男としてはまだまだだ。
「お前は木偶の坊か?お前の気持ちだけ押しつけてどうする。嬢ちゃんが大切なら、嬢ちゃんを思いやってやれ」
またしても木偶の坊呼ばわりされたことにショックを受けつつ、アレックスはジュリアを遠巻きに眺めた。
アレックスは心に誓った。ジュリアに辛い思いをさせないと、結婚を申し込む時に約束したのだ。
その夜、決意も新たにジュリアの部屋をノックするとジュリアが顔を出して招き入れてくれた。ジュリアの部屋は花の匂いがした。部屋の何か所かに大振りの花が活けられている。アレックスは夕食の席でのジュリアと母との会話を思い出していた。
「ジュリア、王妃様と何かお話ししたの?」
ジュリアが首を傾げる。
「今日ね、王妃様からたくさんのお花が送られてきたの。遣いのかたは王妃様からのお礼だって仰ったんだけれど」
ジュリアは納得したと言うようにメモを書く。それを見た公爵夫人は立ち上がってジュリアを抱き締めた。
「何て優しい子なの!」
涙ぐんで感動する母からメモを奪ってアレックスは読んだ。
アレックスも不思議に思っていたのだ。披露宴で、なぜかジュリアは花嫁のブーケを王妃に手渡していた。その謎が解けた。ジュリアは、王子達に良いお妃様が見つかる事を願って、王妃にブーケを渡していたのだ。
王子達には酷いことをされた。もしアレックスとオーリーが助け出すのがほんの少し遅かったなら、ジュリアは王子達に心も身体もひどく傷つけられていたかも知れない。そんな事をされたのに、ジュリアは王子達の幸せを願って、大切なブーケを王妃に渡したのだ。
活けられた花を見つめるアレックスに、ジュリアがメモを書く。それによると、王妃から贈られた大量の花は、どれも王宮内だけで栽培されているとても貴重な花らしい。アレックスは、王妃ではなく、ひょっとして王子達が王妃の名を借りて贈ってきたのではないかと勘ぐった。あるいは実際に王妃からだとしたら、王妃はまだジュリアを諦めていないのではないかと思ってしまう。かつては、人妻に横恋慕した王族が、人妻を無理矢理離婚させて自分のものにしたという事もあったのだ。
(ジュリアを守らなければ)
アレックスがジュリアを見ると、ジュリアは花に顔を寄せてその香りを嗅いでいた。それがまるでジュリアが王子に顔を寄せているような気がして、アレックスは慌ててジュリアを抱き寄せる。アレックスはジュリアを抱き上げてベッドへ運んだ。
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