1/14
小さな体に大きな殺意
初めて投稿させていただきます。
よろしくお願いします。
暗闇は体を包み、いつも身を守ってくれた。
どんなに姿形が変わろうともそれは変わらないらしい。小さな両手にナイフを持ち、狙いを定める。切先は相手へ向いていた。
生き残るために、多くのものはいらない。
きっと必要なのは殺意だけ。
だから、どんなときもナイフを逆手に構えていた。
地面を蹴り、暗闇と共に獲物との距離詰める。
ナイフは相手の両目に吸い込まれていく。
どんなに姿形が変わっても怖くはない。
暗闇が隠してくれるから。
コツコツ頑張ります。