2話 村
私は、マントを魔力に変換しなおして彼女に顔を見せつけた。今は夜。空には星が輝いている。私は、その薄暗い光でこの世界の私は涙を流しながら私を見ていた。
私の顔は陰になっているから見えないだろう。
私は、ナイフで首元を切った。噴き出した鮮血は私の服を汚していく。最後は、私の顔を見ただろうか?それにしても、このアホらしい顔どうにかならなかったのだろうか?
まあ、所詮この時代の私。まったくと言っていいほど強くない。
私は、それを埋めた。そして、床を戻した。綺麗な床だった。そして私は今着ている服を脱いだ。それを適当に投げ
裸のままこの家に荷物を入れ鍵をした。
そして、構築が完了した魔術で服を作り上げた。ほかの魔術の準備の片手間に作っていたからあまりにも完成が遅れてしまった。まあ、ここにいる限り私は誰にも見られることなんてない。
私は、記憶のコピーを引き出し実家に戻った。私は、しばらくこのような生活をしよう。そして、時が来たらあの魔術を使い彼の場所に向かおう。
それにしても暇だから、私は分身との魔術回路を使った。分身体は今現在治療を受けているということだった。怪我があと少しで治るということでまた戦場に向かうことが決まっているみたいだ。私は、どちらでもいいが死んでもらうのだけは避けたい。もし死ぬのであれば私の前に来てカードを返してもらった後にしてもらいたい。次の分身体を作り上げるための時間が欲しいから。
私は、最後になるかもしれないこの生活を過ごしていた。私は、近くに彼がいるのにそれに近づけないそのもどかしさを感じる。
何かを失ったような空虚な気持ちは一向に晴れることなく毎日が過ぎていった。
私は、もともとの私を演じるのが何だかつらく感じてきた。彼がいるのであれば私はいくらでもこのようなことができる気がする。今の私は、ただ彼というまだしっかりと会えてない。だから彼という偶像に対して好意を抱いているのに過ぎない。
私はまだ不確定な未来に対して淡い希望を持ち。そして、私の欲望を満たしている。どろどろとした私の欲望は彼に会うまでに消えることはないだろう。
そうして時間が経過して私が魔術を展開した。あたりに結界を張りその結界には幻覚を見せるような能力がついている。私は、それで王都からの使者が来たことにする。そして、私に対して招待状をもらったことにした。
そして、幻覚が記憶と統合した時に結界を解除し新しい記憶まで植え付けた。
そして私は彼のもとに向かう前に一回家に戻ることにした。
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