2話 暗闇の道
マギアです。
あまり面白くないかもしれません
彼が少しばかり可哀想に思ったけどまずは、自分のことを優先しないと。
そして、彼は追い出されるような形で学園から卒業した。周りのものは、敬意を示していたが言葉にしていることは少なかった。
こんな短時間でも彼は、有意義な時間だったといい。前とは違う日常がやってきた。
かれが少しばかり難しいのをするおかげで意外とお金は稼げていた。
しかし、それもすぐに終わった。国王が関係しているか何かでほとんど報酬は無くなった。だけど、生活は苦しめられていた。収入が減っても支出は変わらないのだから。
他の町に行くことを提案した。しかし、彼は場所を変えたところで結局変わらない。そうひと言だったが他の町に移動した。
その途中歩いている人に私が住んでいた町について尋ねた。しかし、誰も知らなかった。これに関してはもっと早くから調べておくべきだったと反省する。
彼は、色々と仕事をしていた。
新しい町に行った。そこは王都よりも発展はしていなかったがなんとなく私が知っているあの町に少しばかり近くなっていた。田舎というものだろう。彼は、この町について何も知らなかったそうだけど。
しばらく依頼をこなしていたが数日後にはほとんど銀貨を手に入れられなくなっていた。
ただひたすらに生活がキツくなってきた。そして、今借りている家から出ないといけなくなった。
住む場所がないので、外で過ごした。
彼は平気かもしれないけど、私にとってはとっても辛いことだった。
彼は気を遣ってくれているが、だめだ。彼を恨む気持ちしかない。この恨みは他のものかもしれなかったが彼しか近くにしかいない。彼を恨むのは自然なことかもしれない。
少ししかもらえない報酬の依頼を少しずつこなしていた。難易度が高いのに、その代償があまりにもすこないのは少しだけ辛い。彼も日に日に疲れが見えていた。彼は睡眠を取らなくてもいいけどずっと睡眠を取らないと流石に疲れが出るみたいだ。
彼は寝る間も惜しんで働いていた。私はそこまで働いてなかった。
他の町に移りたかった。しかし、移動しても結局変わらない気がして...
行動に移せなかった。私は少しばかり傷が残っていてそれを治療するための薬を買ったりしていた。それを買うのを我慢すれば少しばかりどうにかなるかもしれない。
だけど...
そして決断をした。それは、少しづつその薬を減らすことにした。
そのおかげで少しばかり背中が痛い。
まだ買っていたストックがあるけど...あと数日間...
読んでいただきありがとうございます。
予定通り書くと数話で終了してしまうので色々と考えています。