3話 クレア
私がギルドに戻ると、そこにまたエルフの少女がいた。
「ごめんなさい。」
彼女は必死に謝っていた。
ギルドには、あらゆる人が集まる。そのため荒くれ者も多く存在する。そのような者はかなり強い。そもそも群れて動いているのだから。
エルフの少女は、運悪く捕まっていた。そもそも、このような場所にエルフは来ない。それに、エルフはかなりの人気がある。それにメスなのだから狙われてしまう。
私は、冷徹かもしれないけど見捨てることもできる。
しかし、彼ともしあったときこのようなことをしたことがばれてしまったら見せる顔すらない。覚悟を決めて向かった。
「そこにいる少女が嫌がっているじゃないか。やめてあげなさい。」
「うるせえ。」
そう言ってとびかかってきた。
「私をだれか知らずに向かってくるとは...」
私はそう言って、魔術を展開した。今回の魔術は殺傷能力がほとんどない相手をフリーズさせる魔術。体が石のように固くなり動けなくなる。私はそれを使い相手を固めた。
「てめえ何をした?」
「ただ固めただけだが...」
私がそのようなことをしたせいで彼女の周りからいなくなった。固めていたものも開放した。それもどこかに逃げてしまった。
「ありがとうございます。貴方は私の王子様です。」
「私は、君の王子様にはなれませんよ。」
私は、近くの店に向かった。ここは、高いお店だけど十分おいしい。
店に入ろうとしたら装備しているものを脱ぐように言われた。高級店だからしょうがない。
私がマントを脱ぎ少女に顔を見せた。彼女の表情が晴れていくように感じた。
もったいは武器などもしっかりと置き中に進んでいった。
「このような所は初めてかい?」
「はい。私のような人が来てもよかったのでしょうか?」
「それは、問題ないわ。私が払うから値段なんて気にせず注文していいわ。」
少女は、メニュー表を開いて驚いていたけど私はお金に関してかなりの余裕があるこの程度だったら何の問題もない。
「ほんとにいいのですか?」
「えぇ。もちろん。」私は、そう言葉を返す。
料理を待っている間に私の思っていることを話そうと思う。おいしい料理の前に飯がまずくなることを言ってしまうかもしれないけど...
「私には、好きな人がいるの。まだここにはいないけどきっと彼は私のところにやってくるわ。」
「その好きな人って...私じゃダメなんですか?」
「多分無理だよ。」
「なんでですか?その彼はあなたとどのような関係なんですか?」
「彼は、私の命の恩人なの。今私が持っている力ももともとは、彼の力なの...」
私は、彼についての説明をした。彼女は黙り込んでいた。
「私はこれからどうして生きていけばいいのでしょうか?」
「私に君のことを教えてくれないかな?」
私は、彼女の話を聞いた。
重たい話だった。
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