3話 彼の利用
マギアです。
彼は、私の想像をはるかに超えるスピードで学習をしていった。
そして、彼は依頼で学習したことを発揮し難しい依頼も楽々とこなすようになっていた。そして、その報酬の一部は彼の教育費みたいな感じで使われている。それはそれで、十分だ。生活に困らないようになるのも時間の問題だろう。
それから、しばらくの時間が経過し彼は一人前のレベルまで上がった。
ほとんど睡眠をとってないないのにここまでの学習能力画あるのは私にも欲しく感じる。
そして、彼が受ける難易度はかなり高いものだった。そして、一緒に依頼を受ける。すると、予想を超えるほどの報酬になる。
全ての物事が順調に進みすぎていた。
そして彼から話が合った。
それは、彼が合宿みたいなものに参加しなければならないということ。その期間は5日間ほどの期間を要するみたいだ。その間、私一人になる。
彼は心配していた。私は、一人でも十分だと思っている。
そして、当日になり彼は出かけた。
やっと一人になった。お金はそこまでないので、私がやりたかったことがあったが余裕はなかった。彼がいないので報酬はそこまでない。ぎりぎりの生活になってしまった。彼が、どれだけ頑張っているかなんだかわかるような気がする。
ただ簡単な依頼を繰り返しやっていた。
私が一人だったから、男の人に話しかけられる。適当にあしらっていたけどあまりにも多すぎる。
お金をちらつかされ誘惑に負けそうになるけど、何とか耐えられている。彼らがちらつかせる金額よりも彼のほうが稼ぐのは目に見えている。そして彼は大体ことを聞いてくれる。利用するほかない。
いろいろと、金貨を払わないといけなくなったけど何とか引き延ばすことに成功した。彼に払ってもらうしか方法はない。私には何の才能もないのだから。
そして、彼が帰ってくる日。その日も依頼をこなした。まだ早い時間だったのでゆっくりと街を見て回った。ほかの町ははるかに発展していて私が住んでいた町はかなり遅れていたのだと感じる。だけど、人々は、忙しそうに感じる。
こんなに楽しいことがあるのであれば人々はそれを楽しんでいけばいいのに...
そういろいろと感じるけどそうはいかないらしい。
そして、彼が帰ってきた。
彼にはたまっていたことをすべてすましてもらった。
彼を利用しない価値はない。
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