4話 覚悟そして決意
私はいろいろと試した。
この世界で一番強いといわれている人とも手合わせさせてもらった。そして、それは私の圧勝だった。相手は魔眼というものを使ったらしいけど反射によって。相手がそのダメージを負った。
彼がもし、力が使えたのならばこのような魔術を使うことができたのだろう。
私の心に空いた隙間は誰も埋めることはできなかった。どんな技だろうが私に何一つ傷を負わすことはできなかった。
フィーナに頼んでこれからどうすればいいのか見てもらった。
そして、結論が出た。彼を救うためには過去に戻ればいい。まだ、国王に見つかっていないうちに保護をすれば彼はこのようなことにはならないと。しかし、この世界には多数の問題が残っている。私が、強くなりすぎたせいでこれからいくつもの大厄災が待っているということだった。大厄災は何なのか私には理解することができなかったけど、フィーナさんの未来予知はほぼあっている。彼の時から何一つ間違ったことは言っていないのだから。
そして、私の分身を残しておくことが必要みたいだ。それは、この世界に降りかかる大厄災を防ぐために。分身を残したい。しかし分身は自分自身。もしそれに自我を持っていて私と同じ力を持っていたらどちらとも過去に戻りたがるだろう。それならば、私の分身を作るのではなく過去の自分に今の自分の記憶と固有魔術をコピーすることが一番だ。
フィーナは、彼といるのが正解だろうし。今の私に必要だ。過去に連れて行かないようにしよう。過去にもフィーナさんは存在するのだから。
いろいろと計画をした。今いる精霊の能力をコピーして私自身に付与した。ここにいる精霊ミカンには、過去の私とともに活動してもらおう。
そして失敗することがないように時間を何度も確認した。そして、彼がいつここに来たのか。そして彼の場所といわれる召喚された場所に行くのが正解なのかやっとわかった。
そして、深夜私は固有魔術を使った。
固有魔術は、魔力を使わないので安定していてとても素晴らしい能力だ。
私は、過去の自分に植え付ける記憶は考えていた。あの時の侮辱的な記憶は植え付けない。私だって少女なのだから。私は、彼に対してすべてを尽くしたい。
そして、記憶を埋めた。そして、自分自身を守るためにしっかりと精霊の契約をしておいた。自分の寝顔を見た。自分で言うのは何だけどかわいいものだ。
「彼に愛してもらうんだぞ。」
そして、私は未来に帰った。未来は、孤独だけど過去の私がどうにかしてくれることだろう。
ここは私だけが生きる世界。
よろしくお願いします。




