1話 絶望
マギアです。
目が覚めた。そこは馬車の上だった。
そこまで頑丈には見えない馬車だった。
「あれ、私何をしていたのだろう?」
辺りを見渡すと、見たこともない顔が連なっていた。しかし、服装は見覚えがあるものだった。それは、王族に仕えているものしか着ることができない服だったから。
その人たちに話桁が、私の声は誰も聞こえないかのように無視された。
私は、だんだんと思い出してきた。
あの時、どうだったのか。そして、彼の存在を。
辺りを見渡しても、彼は見えない。しかし、私の傷が治っているということは彼という存在が確実にいたということを証明している。そして、今着ているマントが何よりの証明だ。
私は、あの時確実に死んでいた。しかし、生きている。どうやったのだろうか?彼の魔術だろうか?そしたら、彼の魔術で不可能なんてないのだろうか?
そう考えている間も馬車が動いていた。
どのくらいの時間が経過しただろうか。その馬車は王都に着いた。全くと言っていいほどいい思い出なんてない。いや、いい思い出は彼と出会ったこと。それだけで、これまでのことを許せるような気がする。
私は、連れられ王宮に入っていった。
私が抵抗品用にたくさんの警備がいたように感じた。遠くから見られている視線が特に痛かった。
王宮で、王にあった。その時私は、手にロープをまかれていた。
「ここまで良く生きていたな。このしぶとさが必要だったんだよ。」
「あれも消えたし、お前を処分するだけですべて収まる。」
「あれ?」
「お前の大事な彼さ。ああ、やっと消すことができた忌々しき弟を殺してそして同時に死ぬ。なんて愉快な日なんだ。本当は、お前は生かしておいてもいい気がするけど、彼と同じ場所に行きたいだろう?」
「彼が消えた?」
「お前は、近くにいたのだからわかるだろう。あいつはこの世から消えた。」
「許さない許さない許さない許さない」
私は、その言葉を連呼していた。
「許さなくて結構。そして殺せ」
剣を持ったものが近づいてきた。
その時、彼の言葉を思い出した。
「フィール。」
その言葉を話した瞬間、何かが砕けるような鳴り響いた。そして、当たりが火の海になっていた。
周りにいたものはすべての巻き込みながら。
手の縄が、ほどけていた。
そして、王の胸元をつかんだ。少しばかり服が燃えている王を
「彼はどこにいる?」
「ああ、死んださ。」私を小馬鹿にするような言い方で話した。少し笑っていた。
あまりにも私は、むかつき。火の中に投げた。
そして、王宮から出た。
彼は、もうどこにもいない虚無の世界に私はただ一人でいた
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