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Embrace~黒き魔性  作者: 笹木道耶
12/71

Interlude 総目次提示・舞台・登場人物一覧等

 この話数は、本作「Embrace~黒き魔性」を少しでも、よりお楽しみいただけるように、連載開始前から予定していた「ガイダンス話」となります。アニメやゲームならば、ここでオープニング曲が流れるタイミング──というところです。いささか変則的ではございますが、本作は長く、また登場人物も多いため、このような形をとらせていただきました。何卒ご容赦及びご理解のほど、お願い申し上げます。



<Introduction>

 私立H高校の周辺と内部で次々に起きる動物の斬殺事件。おぞましい被害は、次第に校内、そして人間へと及び始め──警察、学校、生徒、様々な人物が各々の思惑で「事件」にアプローチしていく中、笑みを浮かべる「黒の少女」。

『此の書を手にとり、強烈な眩暈を感じた者に告ぐ。汝は此の書を読むべき者にあらず。すぐに手放したまへ。さもなくば、汝はより一層、命を縮めることとなろう』

 実際に、その「黒い本」の最初の頁を見ただけで激しい眩暈に襲われた古本屋の老店主は、その本を手にして、全く平然としていた美しい少女のことに思いを馳せた。

 彼女は『それ』を『読むべき者』なのだろうか──。



主題歌イメージソング

「真説・緋色の夢」(Sazanami-b/M.I.C.)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33131289

(ショート版)http://www.nicovideo.jp/watch/sm14279868



<作品の主な舞台>

私立H高等学校:高等部のみの共学の私立校。県内では有数の上位大学への進学率を誇り、毎年複数名の現役での国立T大学進学者を出したり、私立の最上位大学への推薦入学枠を複数獲得していたりと、下部組織も上部組織もなく、宗教系でもない高等部のみの学校法人としては健闘している名門。一部の部活は県内では強豪だが、あくまで学業がメインである。



<総目次>

序 章 黒の少女

第一章 序曲

第二章 狂える瞳

第三章 転落

第四章 錯綜する思惑

第五章 猟奇趣味

第六章 謀略

第七章 奈落へ

第八章 偽善

第九章 縺れる糸

第十章 ペルソナ

終 章 “意味”



<主な登場人物>

【私立H高校2年C組】

永井益美ながいますみ:さっぱりした性格で、年上相手でもタメ口が多い。また、頭の回転が速く、成績も良い。ついでに運動神経も良い。演劇部から猛烈なスカウトを受けるが、本人は関心がない。多選禁止なため3年生が有利な「Mr.・Miss H高コンテスト」で今年、2年生ながら「Miss」に選ばれた。アイドル系の派手目容姿。ちなみに、「Mr.・Miss H高コンテスト」は「放送部『有志』」主催のイベントである。


栄生一美さこうかずみ:性格は大人しい方だが、言うことは言うタイプ。細かいことにも気が回る。やや身体が弱く運動は苦手。文系科目を中心に成績は上位で、英語は全学でトップクラス。多選禁止なため3年生が有利な「Mr.・Miss H高コンテスト」で前年度、1年生ながら「Miss」に選ばれた正統派のきれい系・清楚系の容姿。


桜井(さくらい)三奈(みな):県内の強豪であるソフトボール部の主力選手。同級生の前島純一は幼馴染みで恋人。クラス内では麗、一美、益美と仲が良く、4人組では益美とともにムードメーカー。あだ名は「さんちゃん」。


やなぎ れい:推理小説好き。性格は大人しく、ややおどおどとしているが、頭の回転は速く、成績も良い。顔立ちは整っており発展途上。やや痩せぎすで、主に男子から「ユーレイ」という不名誉なあだ名も。同級生の皆川栄のことが気になっている。


前島(まえじま)純一(じゅんいち):県内の強豪である野球部の左腕エースで、県内有数の実力派投手。桜井三奈の恋人で、栄とともに麗ら女子4人組と仲が良い。


皆川みながわ さかえ:麗ら女子4人組と仲が良い男子生徒。バンド部部長でベース担当。ギターも弾ける。見た目も良く、女子の間ではまずまず人気がある。あだ名は「ミナちゃん」。


門松かどまつ教諭:2年C組の副担任で、10月11日から臨時担任。英語担当教諭。H高校では最も若く、男性では唯一の20代で容姿も良い。バンド部顧問で、自らもギター奏者として腕がいい。口が悪く自信家で、日常では最小限の言葉しか発さず、教職員間での交流も意識的に最小限に留めている。



【私立H高校演劇部関係者】

(こおり) 湊都(みなと):3年A組。県内で高い実力を持つ演劇部の前部長(形式上は引退)。益美を勧誘し続ける張本人で、ストイックな実力主義者。読書家。髪型はボーイッシュなベリーショートのかわいい系。インドア派だが行動的。既に都内の有名私大へ推薦入学が内定している。2年生の古代希を脚本・演出に抜擢した。


古代こしろ のぞみ:2年A組。県内の強豪である演劇部で脚本・演出を担当。自分の実力に大きな自信をもっており、自他ともに妥協しない実力主義者。半面、演劇部の活動以外では大人しく目立たない。元文芸部員で、郡湊都からヘッドハントされた。


白井(しらい)友香(ゆか):3年D組。元演劇部員(退部)。元々演劇が大好きだったが、病気で大きな声が出せなくなり、役者ではなく脚本を担当していた。古代希が抜擢されたことで、事実上弾き出されるような形で部を辞めることに。郡湊都とはその後、関係が悪化している。


小村(こむら)絵里(えり):3年生。演劇部所属(引退)。白井友香とは親友で、白井家でもそのことがよく知られている。主演経験はないが実力派の部員。


熊倉(くまくら)智美(ともみ):3年生。演劇部所属(引退)。白井友香の脚本でも古代希の脚本でも主演経験がある3年生ではエース格だった部員。かなりハッキリした、当たりが強いところがある人物。



【2年C組・演劇部関係者以外の学校関係者】

守井もりい かえで:2年E組。早坂翔とは「恋人」。女子テニス部員で、頭が良く成績は優秀。容姿が良く本人も自信を持っており、纏っている雰囲気はかなり軽め。自分から男子に対してぐいぐい行くタイプ。人生楽しんでナンボだと思っているが、分の悪いケンカはしない。ギリギリでも勝てるラインでスリルを味わうタイプ。


小此木(おこのぎ) (じん):2年E組。生駒愛とは「恋人」。男子テニス部員。容姿が良く言動も軽めで、女子に対してぐいぐい行くタイプ。典型的なモテ男タイプだが、自分一人で手当たり次第に食い散らかすほど節操がないわけではない。深く掘り下げる方向性で、がっちりつかませるタイプ。


早坂はやさか しょう:2年E組。元野球部で、かつては主力打者だった。故障でも「不祥事」でもなく、自己都合で退部。守井楓とは「恋人」。


生駒いこま あい:2年E組。元剣道部で、かつては有力選手だった。故障でも「不祥事」でもなく、自己都合で退部。小此木尋とは「恋人」。


落合おちあい教諭:生物担当。私立H高校の男性教諭では二番目に若い。剣道部顧問で80kgはある大柄。理系だが体育会系の性格。門松に対してフランクに接しようとするが、あまり相手にされておらず、日々、苦笑いが絶えない。


高木(たかぎ)由里子(ゆりこ):養護教諭。私立H高校の教諭では二番目に若く、女性では最年少。門松とは、校内で唯一、深い交流がある。


大崎(おおさき)智史(さとし):精神科医・心療内科医。心理カウンセラー。私立H高の非常勤の医師。



【その他】

阪野(さかの)真幸(さねゆき):県警所轄のS警察署刑事課所属の巡査部長。家庭の事情により大学を中退し警察官になった。そのためかやや屈折しており、「キャリア組」と呼ばれる警察庁の警察官僚を嫌っている。


蓮見はすみ警部補:警察庁刑事局所属の警察官僚。長身で痩躯。トップダウンで連続猟奇(殺人)事件の担当者として現地に赴任した。そのこと自体が警察組織として異例。


宇佐美(うさみ)静香(しずか):中央総合探偵社所属の探偵を名乗る長身の男。胡散臭い振る舞いで「私」に近づき、協力を持ちかける。


本西(もとにし)沙耶(さや):女優。36歳くらい。駆け出しだった18歳のときに人気俳優の子どもを妊娠するスキャンダルで名前が知られたが、その時点ではその降って湧いた知名度を利用せず、数年後に名前を変えずに舞台女優として芸能界に復帰し、TVや映画も含めた「名脇役」と言われるところまで上り詰めた。主役級への抜擢は全て断るが、どんな役でもこなす実力派と評価されている。他方で、私生活についてはほとんど知られていない。


宮腰(みやこし)俊一郎(しゅんいちろう):国立Y大学の元教授で文化人類学者・社会学者。研究には極めて熱心で、現地調査も多数行うなど精力的だったが、オカルト系の著作が硬軟様々多数あり、オカルトに傾倒しすぎて学会から事実上追放された。

作中では著者の名前としてのみ登場。


阿木名(あぎな)和子(かずこ):A市(※私立H高校がある県とは別の県)で起きた放火殺人事件により、24年前の11月6日未明に死亡した女性。当時17歳。死因は放火に伴う焼死。教師だった男との間に男の子をもうけ、出産した。妊娠が判ったのが高校1年生の時で、2年生になる前に退学した。男の子の父親も彼女の死の翌日(11月7日未明=「11月6日の深夜」と表現されることもある)に殺害されている。目撃証言があり、当時から「生きている」、「男を殺したのは彼女」との噂も流れたが、6日の死体は間違いなく彼女のものだったと当時の警察の記録にある。



<留意事項 → 本作の読み方のコツ>

・本作では“  ”(ダブルコーテーション)で括られている箇所が何か所かあります。これは、「作中世界の人物による著作(本など)」の引用部分です。

 改行に乏しいなど一部の文章がとても読みにくかったり、文体が異なる箇所がありますが、ご理解くださいますようお願いいたします。


・本作は、一部の「私」や「オレ」を地の文で用いている部分を除いては、基本的に三人称視点で書いています。ただし、そのほとんどは、登場人物中の誰かに寄り添った三人称視点(以下「一人称的視点」といいます)になっています。この場面は「誰の視点に寄り添っているか」と意識していただけると、読みやすくなると思います。

 しかしながら、本作には一部に完全三人称の部分があります。この部分は特に読みにくいかと思いますが、何卒ご容赦ください。


・本作の登場人物は多く、様々な人物が「一人称的視点」に立つことになります。

 ただし、「探偵役」のような役割の人物は数人に限定されており、あとは概ね探偵役の協力者か傍観者、あるいは「被害者」及びその周辺の人物、ということになります。


・本作では「◆ N」のように大雑把な「部分分け」をしています。

 原則として、ここで視点(「一人称的視点」、「私」、「オレ」)、あるいは時間帯が変化しますが、同じ「◆ N」の中でも視点が(複数回)移動することがあります。

 例えば、「◆ 1」の中で、視点が移動する場合、原則として2行分の改行をしています。

 他方で、「◆ 1」と「◆ 2」で、同じ人物が「一人称的視点」に立っている場合は、原則として時間の経過(結果的に場所も変化していることが多い)があります。


※本作は、概ね西暦2000年頃の日本をモチーフにした作品です。

 そのため、公衆電話、携帯電話などの通信機器は当時の製品及び普及率を前提としていること、パソコンやインターネット、電子メールについても同様であり、高校では一般よりも普及が遅れていたこと、個人情報保護法が存在せず、また、刑事法制、刑罰法規やその適用方法が現在と異なるところなど、2018年現在とは異なるところが随所にあります。何卒ご理解いただきますように。


 以上です。

 それでは、引き続き本作をお楽しみいただければ幸甚です。

 よろしくお願いいたします。












追記: 

本作を最後までお読みいただいた上で、1999年と2000年の11月のカレンダーを確認してみると、面白い──かもしれませんよ?

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