表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その姉妹品、危険につき──  作者: フユキ
色々な思惑
94/547

94『閉じた世界ってやはり、そういうのは在る・・とは聞きますが、どうなんでしょう?』


ポロヤンさんを刺激しないよう注意しつつ【北の村】へ入ろうとすると、オッサンが一人源太ちゃんを見掛けた途端走ってきた。




「ポロヤーン、あの買取り書は・・おお、ゲンタさん大丈夫でし───

・・ソチラの女性は?

しかもそんなに沢山の・・!?」




デジャブ。




「・・・・なに?

ハーレムでも築いてたの?」


「ち・・違う!?

儂、違う!!」




・・なんでカタコト?

俺がジト目で睨んでいるとポロヤンさんがフォローしてくれる。




「父さん、コチラはゲンタ様の御家族でカンタさんとソウタさん。

コチラは御二人の仲間の方々だそうです」


「ほ・・!?

・・ほう、そ、そうでしたか。

コレは失礼しました。

私の名はパラヤン、ソコのポロヤンの父で共に【連合】にて行商をする者です」


「あ、どうも。

幹太と言います」




挨拶もソコソコに、取敢ず【北の村】の俺達の拠点である村長宅へ。


皆の手荷物を村長宅の一室に置き、宿賃代わりの【ケルピー】の鱗を村長さんの奥さんに渡した後、今日の予定を話ていると




「おおカンタ姉御とソウタ姉御、どうしたんですかい?

ディッポファミリー傭兵団の人間は今一人もこの村に居ませんぜ?」




あ・・魔物の森にて【コカトリス】を退治した後、反省し男尊女卑を止める事を誓ってくれた傭兵の一人だ。




「あー、そうなんですか・・。

いや、今日は彼女達の進路とかアレコレって感じですんで」


「そうですかい?」


「あっ、姉御! チィーッス!!」


「「「チィーッス!!」」」


「もしオレ等のチカラが必用なら言って下せい」


「どうもー♡」




あー駄目だ、今だ無条件の善意を向けられるとニヤけてしま




「・・ハーレムでも築いとったんかのう?」


「ち・・違う!?

俺、違う!!」


「そうですわ!

ゲンタ様は間違っていますの!!」


「ザレ!」


「ハーレムとは・・女の子の、お、お嫁さんを集めた場所ですわ♡」


「・・・・・・」


「ち・・違う!?

俺、違う!!」


「・・えっ? コレ、あたし等も含まれてんの?

・・まあカンタ先生とソウタ先生なら良いけど・・」


「「「うーん・・まあ」」」


「ち・・違う!?

俺、違う!!」


「わーい♡」




いやいや、颯太!?

無邪気に照れてないでフォローしてくれよ!?



◆◆◆



軽食を取った後は晩飯まで自由行動。


将来、傭兵になりたい娘は ( 魔物の森には入らない条件で ) 素材回収班の様子を見に。


リャター夫人の会社とその系列にいきたい娘 ( 【モスマン】の所で働きたい娘達なども ) は素材を取引する商人の様子を見に。


ただ一般人の生活を肌で感じたい娘などは ( ナンだカンだで、孤児院から女学園へ、閉じた生活しかしてこれなかった娘も多いしね ) 村を適当に散策。


俺と颯太と源太ちゃん、リャター夫人とザレと一部女生徒達は文化の違う【連合】で活動するパラヤンさんとポロヤンさんの話を聞く事に。


一番最初のプロットを書く前・・思い付いた主人公は

「ほっこりビッチ」でした。


幹太「!?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ