84『人物紹介・【対立】編。』
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ザーロス
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【銀星王国ゲラェブ領】領主ダロスの三人の子の末子。
次子デロスと違い、 ( 上級貴族の中では ) 強い魔力を持つ。
旧【ファフニール】を退治した『対、街破級』組織の中心人物だった人の子孫。
故に家は代々、表で【モスマン】のマユを回収、製糸業を。
裏で【ファフニール】の監視・対策の任務をこなしており、死体の位置やベビーの存在を知っていた。
家督を継ぐ資格のないデロスは【ファフニール】の事を知らない。
善人という訳ではないが、デロスを反面教師とみなし【ゲラェブ領】領主一家として相応しい人物になろうとしている。
常人より肌色が多い。
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ファフニール
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毒を振り撒く巨人。
分厚い岩石の鎧を纏った泥。
【ファフニール】という生き物、そのモノは『泥』に見える超小型生物の集合体。
人間の悪意を喰うその生物は、強い悪意を持つ人間を見つけると取り込み、核にする。
核の記憶を探り、周囲の悪意をより喰えるような行動 ( 周囲の人間から恨まれる ( 悪意を向けられる )) をする。
因みに旧【ファフニール】は、
ザーロス級、魔法使い80人
ジキア級、魔法使い800人
その他の騎士・傭兵2300人
で、倒されたという。
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モスマン
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人型の蛾。
その繭は非常な高級品。
かつて多くの先祖が【ファフニール】に殺され、その恐怖は遺伝子レベルで刻まれ【ファフニール】が消滅するその日まで【ファフニール】の死体 ( 核が無くて動けないだけ ) を溶かし続ける。
凶暴では無いが、人懐こい訳でも無く、臆病な性質も相まって人間が来たら逃げるか肉溶性の糸を吹きつける。
( この辺が魔物と人間が呼ぶ理由。)
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ワーム亜種
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土中ではなく、他の生物を住処にする寄生虫へと変化したワーム。




