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その姉妹品、危険につき──  作者: フユキ
対立・幕間
83/547

83『様々な視点④』


◆◆◆◆◆◆

『彩佳視点』

◆◆◆◆◆◆


「・・はあ。

何時迄も腐ってたって仕様がないわね、あの兄弟のブラコンなんて昔っから分かってるんだし。

幹太、もう帰ってるかしら」




17時。

颯太を連れてお昼だかに行ってたとして・・アイツ等の事だし、ついでに色々買い物 ( ホント、兄弟でデートしてんじゃないかって疑う時あるわ。) とかしてるでしょうし。


でもアイツん家、朝晩の御飯は絶対家族そろって食べるし・・もう帰ってる筈。




「───・・出ないわね」




何度掛けても、留守電・・。

今迄、こんな事はなかったのに・・幹太の携帯じゃなく、家の電話に掛けようかしら。


・・ってトコで、幹太から電話。




「ちょっと!?

アンタこんな時間まで何を───」


〔彩佳ちゃん、済まない。

私だ、おじさんだよ!〕


「えっ、あっ、お・・おじさん!?

ご、御免なさい・・でも何でおじさんが幹太の携帯から・・?」




嫌な予感。

・・御願い、変なコトは言わないで・・。




〔───幹太と颯太がまだ帰ってないんだよ・・。

ソレでソチラにお邪魔しているんでは・・と、思った・・んだけど、ね〕


「い、いえ・・」


〔実は・・御義父──源太爺ちゃんも出かけてたんだが、彼も中々帰って来なくて・・今、行付けの店に問合せたら『知らない間に、携帯も脱いだ服もそのままに居なくなっていた』そうなんだよ〕


「えっ・・ソレって!?」


〔考えたくないけど事故か事件に巻き込まれた可能性がある。

・・実は幹太と颯太が居なくなった状況と同じなんだ。

一縷の望みで・・彩佳ちゃんに連絡した・・んだけど───〕




おじさんはコレから警察に連絡すると言って、電話を切った。


───た、確かにおばさんが死んで・・一家心中しかねないぐらい、落ち込んで・・だいぶ復活してきたと思ってたけど、源太爺ちゃんは体まで壊しちゃったし───


嘘・・嘘うそウソ・・・!



◆◆◆◆◆

『???視点』

◆◆◆◆◆


        ょ     だ

 い

     な     ま


   も

            の

      つ

     ぎ  つ

   ぎ

 しん で


         ゆ


く。

       あ


    な      ゆ

 る

   む。

  つ      ぎ

     は

       えさ。

 ほ

ん      

 め


     い

  の

       た  め

             の。


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