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その姉妹品、危険につき──  作者: フユキ
番外編・2
547/547

番外編2『人物紹介。』

 

◆◆◆

ゼレバ

◆◆◆


嘗て、幹太たちが魔王の洗脳魔法と男尊女卑から救った村出身の少年。

16歳。


当時の詳しい内容は残って居ないが、『村は、傭兵団に救われた』『悪い子は、歩く家に拐われる』と言われながら育ったので、傭兵に対する憧れと歩く家に対する恐怖が強い。


義務教育の小学校では『四則算』『言語』『科学』『歴史』『地理』『天体』『体育』『料理』を習い、傭兵専門中学校に進む。


中学校で出会ったアロスを目標に、ソレなりに優秀な成績で卒業。

首都の傭兵ギルドへと就職する。


『旧世代』に関する一件以来、アロス他【ジート砦】で共闘した傭兵たちと傭兵団を結成。


対・街破級には至らなかったが、数々の事件を解決する名傭兵団として歴史に名を残す。


不老長寿は望まず、98歳で逝去。



◆◆◆

アロス

◆◆◆


大貴族、ザーロス ダ アスェベタの孫。


アロスの父は・・ザーロス三人の子で唯一、魔法使いとしては産まれなかった。


同じく魔法使いとして産まれなかった兄、デロスを馬鹿にしていたザーロスは我が子に魔法使いが産まれ・・初めてデロスに謝罪する。


ザーロスは別け隔てなく育てたつもりだったが・・その息子は少しずつ心に膿を溜めつつ成長。


やがて、ザーロスとデロスの確執・・その顛末を『旧世代』から知る。


一時は『旧世代』の誘いを断っていたアロスの父だが、アロスもまた魔法使いとしては産まれなかった事からアロスの父は『旧世代』と成る。


アロスの世代ともなると、貴族とは権力の象徴といった訳でも無く・・アロスとしては生き甲斐を傭兵に見出だしていたが───壊れゆく父を見捨てられず、アロスも『旧世代』入りする。


ただし内部工作を進めており、イザという時は被害を最小限に出来るようにしていた。


後に、同じく己は『裏切り者』だと心に傷を持つ少女と付きあうが・・最後まで結婚はしなかったらしい。


祖父の跡を継ぎ、完全な不老では無いが長寿を選び長く【銀星王国】の善政に携わる。



◆◆◆◆◆◆

滝坂 利里子(たきさか りりこ)

◆◆◆◆◆◆


【人茸】の祖父と、自衛官の祖母を持つ魔法使いの少女。

15歳。


幼馴染みであり親友だったチホが、ある日突然暴言を吐くようになる。

自分の知らぬ所で傷つけてしまったかと必死に謝罪するも・・取り付く島も無く、逃げるように異世界へと渡ってきた。


キッカケはともかく・・せっかく魔法使いに産まれ憧れの異世界へ来たのだから、最初は冒険者になろうとするも───冒険者ギルドが無く、スター職業である傭兵が魔法使いを募集していたので傭兵補佐員 ( 戦場へは行くが、実戦はしない。水の用意など ) になる。


『旧世代』の件をキッカケに出会ったゼレバと6年の交際の末、結婚。

二子を産む。


88歳、没。



◆◆◆

ヒュー

◆◆◆


人間だった頃は教師をやるも学問を嫌う宗教人によって惨殺された、元・人類皆殺し派の魔女。


妊娠出産した『三者を越えし者』に触発され、一部の魔女の間に受肉・出産ブームが来る。


そんな魔女達を横目にしながら、我関せずと言わんばかりにポロヤンの店で店番をして・・たまに好みの客を摘まみ食い。


何人目かの男と引っ付き、適当に暮らす。



◆◆◆◆◆

石長 千穂(せきなが ちほ)

◆◆◆◆◆


『旧世代』の元マフィアの手により、ヴォイド体質となった少女。

15歳。


ヴォイドから魔法使いであるリリを守るため、やんわり遠避けようとしていた所を不良にバレてしまい、一切の事情説明なくリリを自分から引き剥がした。


後年、似た傷を持つアロスと良い仲になるも・・自分は幸せに成ってはいけないという思いを捨てられず、生涯独身で過ごす。


リリの没後、不老を望みリリの一族の後見人となる。



◆◆◆◆

アンチ

◆◆◆◆


『旧世代』の秘密兵器。


嘗ては新人から成果を巻き上げたりして、糧を得ていた傭兵団の三人組。


『アルラウネの花』という、瀕死の怪我すら癒す素材を使ってスライムプールへと落とされた。


アルラウネの花の薬効と、スライムと化しながらも【人土の巫女】への強い怨念が複雑に作用した結果・・83年ものあいだ人間の意思を保たせ、長く苦しみ続ける事と成る。

 

 

もう一つの連載の主人公が、初期はネクラで・・『ギャグをやりたい』という思いから始まった番外編ですが───取敢ずココで終了です。


『イーストのパパおしっこ』を思い付き、新キャラ視点から本編メンバーのその後を三日に一話ぐらいで出せりゃあ・・と思って書きだしたら『アンチ』のアレコレ設定に繋がり、こんなんに成りました。


最初の予定だと、幹太は最後まで裏でチラチラ見え隠れする謎のキャラ扱いにする予定でしたが・・やはり幹太を出さないと締まらないかなと。


基本コレ以上の敵は出しようが無いので、この話は ( たぶん ) 終わりです。

( 最初の連載の『フラスコ───』もちょっとだけ再開したいなあとは思っていますので、たぶん。)


今まで見てくれて、有難う御座います。

多謝。

 



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