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その姉妹品、危険につき──  作者: フユキ
番外編・2
543/547

78『月のタマゴ。』

 

前話の技名を、もっと中二全開にしました。

今回もそのノリです。


「幹太姉さん・・僕のクラス(中学二年生)に体験入学してみるかい?」


「な・・何でだ、空太(14歳)??」

 

 

「風よ───」


俺の両腕は(ダブル・)弓矢だぜ(ハンター)っ!」


「───ンっ、がぁっ!?」




俺を上回る魔力量、同時に扱うヴォイド。


・・然れど。

アンチ』が魔法を使い始めたのは、ついさっき。

俺だって・・最低限の魔法を使えるように成るまでに、一週間は掛かった。

実戦用なら、もうちょい。


どうしたって冗長な 『 タメ 』 が必要だったり、『 微調整 』 が出来なかったりする。


その隙を───威力重視の魔法よか、ヴォイド無効のスライム体で攻撃。

チマチマと削ってゆく。




≪あの弓矢は親父等の・・≫




ディッポファミリー傭兵団のオヤジ世代の弓士、ヒトゥデさんとシャッコさん。

彼等の墓も、俺の中に有る。


最初は、俺を実の娘のように可愛がってくれた奥さん達が眠る俺を放っておけなくて・・暫く俺の中で暮らしていたそうだ。


けど・・。

酷い男尊女卑から助けだしてくれた、大恩人であるディッポ団長が外に出て数十年。

だいぶ体調を崩しがちに成り・・夫婦で、外に出たらしい。


そんなヒトゥデさんとシャッコさんの弓矢。

無論、俺は弓矢を使えない。

ガワだけの、なんちゃて弓矢だ。


・・けど、何度も俺と颯太を守ってくれたこの弓矢の重さは───『アンチ』の如き薄っぺらい奴なんざ容易く貫く。




「くがっ・・がが・・っ!?

こ、このクソ肉・・身体の内側から魔力吸収を───があっ!

【 魔王の粘土 】で吸収出来ねえ!?」


「当たり前だ!

ソレは【人土】たちとの、絆の証しだぞ!」




俺たちの83年が、コイツの数時間に負けて堪るか!




「オレだって83年前・・キサマにスライムプールに落とされてから、ずっと 『 この身体 』 で頑張ってきた!」


「昔は、弱小傭兵団や新人傭兵団から!

今までは『旧世代』から!

今は、颯太たちから!

奪ったり、ヤラせてきただけだ!

───俺たちの絆と、オマエ等の泣き事を、一緒にするなあああ!」




俺のスライム 『 全て 』 に、大魔力を供給。




俺の全身は(スライム・)スライムだぜ(ジ・クイーン)っ!!!」


「なああああああああああああああああああああああああああああっ!???」




83年前までの・・俺の肉を食わせる代わりに、魂のセーフティを限定的に外した裏技じゃあ無い───俺と【人土】の皆の絆が有ってこその 『 大増殖 』 。




≪我等【人土】は、【巫女】様の御心のままに───≫


「化物がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!????」




嘗て日本で【 アジ・タハーカ 】相手に成った、【巫女化スライム】。


あの時は・・記憶を無くし、魔力の塊なら颯太や彩佳たちでさえ喰い殺そうとした。

・・けど今なら!




俺の体重は(テイア・)無量大数tだぜ(インパクト)っ!!!!」


「クソったれがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!?!???」




アンチ』が、最強最大の魔力を練り上げてくる。

あれぞ本当の 『 星破級 』 って威力だ。


・・だけど俺は。 俺たちは。




≪【人土】よ、魔力吸収を!≫




山柄さんの声。

山柄さんと【人土】たちの声。

アンチ』の魔力が小さくなり、俺たちの魔力が脹れあがる。




≪【人花】も頑張るのです!≫




ビタの声と共に、荒野が植物でいっぱいになる。

アンチ』が幾万もの蔦に絡め取られ、幾億もの毒を流し込まれてゆく。




「ザレ・・チカラを貸してくれ!」


≪母さん・・!≫




【巫女化スライム】体に、巨大な爪を生やした狼腕を形成。

何時の間にか、ザレとジキアの息子・孫たちも来てくれていた。




「くらえっ!

三種族(みんな)のチカラ!」


「何故だ、何で・・オレの方が魔力量は上───」


「魔力こそパワーだああああ!!!」




アンチ』を圧し潰す。

アンチ』が再生する。

アンチ』を圧し潰す。

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アンチ』を圧し潰す。

アンチ』を圧し潰す。

アンチ』を圧し潰す。

アンチ』を圧し潰す。

アンチ』を圧し潰す。

アンチ』を圧し潰す。

アンチ』を圧し潰す。

アンチ』を圧し潰す。




アンチ』を・・魂ごと、圧し潰す。

 

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