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その姉妹品、危険につき──  作者: フユキ
番外編・2
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68『も、もっと怖い方に拐われた・・。』

 

「ひぃイいいぃーーーっ!?」


「ニゲるブタ? は、ただのブタ? らしいです」


「このっ・・化け物が!

死ねっ!」


「ニゲないブタは・・クンレンされたブタなんですね!

・・くれいもあ」




ニホンの 『 てっぽー 』 を、うってきたヒトもいますね。

いつもカラダじゅうにボウエーまほーの 『 とーちか 』 を使っているので、キキませんが。


かんママの、まほーダンをイッパイうつまほーをハナチます。

イッパイ、タオれました。

でも・・一人も、シンでいないんですよ?




「ワルいやつをヤッつけるのは、かんママのオシゴト。

ワルいやつをツカマエるのは、パパのオシゴトです。

イーシアは、こっそりオテツダイするだけですね」




とりあえず・・ウゴくモノがなくなるまで。



◆◆◆



「うわぁ・・」




目の前に広がる、血と肉片。

アタシの娘の、レッツパーリー痕。

ヨーが顔を青くし、目を塞ぐチホさんの手を引いているわ・・。




「彩佳ちゃーん・・」


「・・何よ」


「こっちに 『 魔物 』 は居ても・・ 『 魔族 』 は居ないよねー?」


「・・・・」


「・・どーする?

未来では、人類が秋原家の事を 『 魔族 』 と呼んでたら・・」


「ちょっ・・止めてよね!?」




ありありと、想像できちゃったじゃない。


もしや次の千年後には───

・・・・やめやめ。

怖い想像にしか成らないわ・・。




「かんママーー!」


「イーシアぁぁぁ!」




んで、幹太とイーシアが駆け寄り抱擁。

ガン泣き。


アタシは今朝、ギルド総本部でイーシアと会ってたし・・ある程度この結果を予想してたから、ソコまで泣きはしないけど。


・・心配はしたけど。

颯太と理太とは一瞬で仲良くなったわね。

二人もガン泣きしてるわね。


・・・・。

あーもう、そもそもイーストの馬鹿は何をやってたのよ!?

アタシたちに『旧世代』の事を隠そうとし過ぎて、家族の事が疎かになってたら本末転倒でしょうが!


取敢ず、抱擁を続ける四人を引き剥がす。




「・・イーシア」


「あやママ」


やる(・・)なら、上手くやりなさい。 自由にして良いのと、親に心配を掛けるのは全く別のことよ」


「はい・・ごめんなさい」


「あ・・彩佳、あのな───」


「彩佳姉ちゃん」




シュンとするイーシア。

庇う幹太と、颯太たち。


くっ・・ネグレクト気味に育てられたアタシはついつい、アタシがどうこう言うより幹太や御義母さん御義父さんに任せた方が良いんじゃ───ってなってしまうのよね。


だから。




「・・着いてきなさい。

自由と放任の違いってのを、ミッチリ教えるから」


「・・うん!

あやママ、大好きです!」




───・・・・。

ズルい子だわ。




「結局良いトコ取りの彩佳が、一番ズル───いえ、何も」




で・・源太ちゃんたちと、チホさんの友達とやらが居る【 連合 】の旅にイーシアを連れてゆく。


イースト?

少しは反省の意を込めたお仕置きで、おいてけぼりよ。

 

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