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その姉妹品、危険につき──  作者: フユキ
番外編・2
514/547

49『基本、三種族は大きな子供です。』

 

暑さで頭が働きません。

 

 

「「「 せぇーのっ! 」」」




源太様と久喜さんの、投擲用の武器を集める僕達。


何が起こるか分からない以上・・一気に決める必要が有る。 ので、連続投擲できるよう結構な量が要る。

巨石や巨木ばかりだから大変だけど、大事なことだ。


・・だけど。




「おらぁ、ボウズ!

なんだ、そのヘッピリ腰は!?」


オレ達(じんろう)の邪魔だ、貧弱種族が!」


「・・うう・・」




【人狼】達が・・なんか冷たい。


確かに僕はガキんちょだけど・・コレでも傭兵として、肉体的に身体強化魔法的に鍛えてある。

一人で120kgは持ち上げられる・・が、【人狼】達は300kg級の荷物を片肩に担ぎ上げて運んでいた。




「「「 大母げんた殿、【巫女くき】様、このような仕事は我々で充分です! 」」」


「何を言うとるんじゃ。

『旧世代』は、みんなの敵なんじゃし・・皆でさっさとヤりゃあ良かろう。

確かにボウズは、まだまだヒヨッコじゃが・・美千代ちゃんの曾孫に、下らん事を吹き込むようなボンクラでなし。

見込みは有ろうよ」


「暴走も未熟も、若さの特権。

見所のある若者じゃないですか」




・・・・離れた所で、なんか源太様達と会話している。

【人狼】やチートじゃない僕には聞こえない距離だけど・・怒られているのかなあ。


源太様にとって、ミチヨという方は大事な人っぽいけど・・その人の曾孫に対して、事情も無視して怒鳴っちゃったからなあ・・。




『気にするな』


「『三者を越えし者』さん・・」


『源太も、清濁を知る人間だ。

悪くは成らない』


「・・ソレって、良くも成らない時の台詞ですよね」


「ウフフ、その時はアタシもゼレバ君を助けるから・・!」


「リリちゃん・・」


「オレもだ。 先刻は社会通念を偉そうに語ったが・・彼等がゼレバの敵になるというならオレはお前の盾になる」


「先輩・・」


「強いねぇ~? 強いよぉ~?

源太は強いからねぇ。

……盾ごと吹き飛んじゃうね~?」


「……ヒューさん」


「怒られたなら"っっ───!?」


『ガキ』


「ああっ!?

二千年前の続きをやるかねっ!?」




ヒューさんと『三者を越えし者』さんのケンカ。

勘弁して下さい。




「・・ま、人生なるようになるさ」


「クジャラさん」




うう・・。

チート母娘に目ぇ付けられる人生ってナニ?



◆◆◆



「そりゃそりゃそりゃああっ!」


「行きますよぉぉ!」




投擲用の武器が集まり、源太様と久喜さんが機械へと攻撃開始。

魔法由来としない防壁を展開しているようで、一撃では破壊できないみたいだけど・・今の所は問題は起きていない。

 

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