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その姉妹品、危険につき──  作者: フユキ
番外編・2
501/547

36『当然、同じ立場の幹太も成長しています。』

 

「あ、あき・・はら・・かんたあああああぁぁあ!」


「『アンチ』ぃぃいぃいいいいいい!」




ヒーコラヒーコラバヒンバヒン。


つーかーれーたーー!

服も汚れてきたし、『アンチ』が解決したら、颯太と会う前に彩佳とお風呂入る! 絶対入る!

・・しかも二人っきりで入るのだ。


たぶん殴られるだろうが・・超自己再生魔法を駆使してでも拝み倒して、絶対に二人っきりで入りまする。


───彩佳はなあ。

家族全員でなら入ってくれるんだが・・二人っきりでは、今まで一回しか入ってくれてなかった。


その一回の時・・せっかく女同士でのお風呂なので、御約束の───




「やーん幹太、大っきい♡」


「彩佳こそ、成長しているじゃん♡」




───を、ヤリたかったのだ。

実際、彩佳のは子供を産んでBからCに成長している。

その事を誉めたら・・何故か、死ぬほど怒られた。

・・今だに、何故怒られたのかが分からない。


でも入る。

その為にも『アンチ』だ。

疲れてきたのも、魔力の 『 消費量 』 そのものより・・『 制御 』 の方がシンドイ。


なんつうか・・薄氷の上で戦っているっつうか、かなり危うい気配だ。


彩佳が聞きだしてくれた 『アンチ』 のヴォイドは、ヤツ自身から作り出された物じゃ無く・・『アンチ』 の中の 『 扉魔法 』 から送られてきたモンらしい。


その 『 扉 』 なのか、俺の魔力がやたら通りやすい(・・・・・・・・)場所がある。

通りやすい事が良い事か・・と言われれば───この場合は違う。


扉周辺が、薄氷みたいっつうか。




「───たぶん、全力全開フルオーバーでやりゃあ・・『アンチ』を消滅させられるんだよなあ」


「んっふっふっふっ・・中々見事な強がりですね」


「魂の安全機構を外した方の、全力全開フルオーバーだぞ?」


「幹太・・ソレって!?」


「・・済まんね。

颯太や子供たちに危険が及ぶようなら───やるよ」


「・・ハァ、そんときゃアタシも付き合うからね?」


「いや、彩佳は・・!?」


「アタシを、アンタの手で殺したくないなら(・・・・・・・・)ヤリなさい」


「・・済まんね」


「・・良いわよ」




今や彩佳も秋原家。

つまりはそうゆう事───いや、元からか。

俺に付き合い、彩佳は彩佳に転成した(・・・・・・・)んだしな。




「くっ・・醜いハッタリを!」


「さっき、見事ゆうたやん」




アンチ』を操る貴族がキレる。

潜り抜けた実戦の数が違うよ。





「まあ、そう成らないよう・・ギリギリまで頑張るさ」




二人で・・お風呂に入るために。

 

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[気になる点] 誤変換?:転生 俺に付き合い、彩佳は彩佳に転成したんだしな。
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