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その姉妹品、危険につき──  作者: フユキ
番外編・2
484/547

19『80年前と同じ光景。』

 

「ソッチはパワータイプ?

・・うん、うん、分かったー。

じゃあねー」


「兄さん、この魔物は色々なタイプが居るのか?」


「らしいよー。

ラカちゃんはソコで待っててねー」




村破級の新種、5000匹。

まるでクローンの如く、大きさ・毛並み・戦闘力が一緒と聞いたが・・。


私が、別の場所の兄妹と連絡をとりながら戦う兄さんを観察していると───




「お、お嬢ちゃん達は姉弟か?

君が君等の中で一番の歳上なのか?」


「む・・まあ ( 魂の年齢を含めれば ) そうだが・・ソレが何か?」


「き、君らは何者だなんだ!?

【銀星王国】は個人で『対、村破級』がウジャウジャ居る、世界最強の傭兵と魔法使いの国だと聞くが・・まさかこの国の国民は、子供のウチからこんなに強いのか!?」




外国の人間かな?

イーストの奴・・外国の傭兵も呼び寄せたか。


あいつ・・自分の娘である末妹を守りたいがあまり、戦力を集めすぎだぞ。

私たち(チート組)のチカラは使いたがらないし・・。




「まあ、【四種族】発祥の地のだからな」




正確には違うが・・人類の歴史上、80年前【銀星王国】に集まり【銀製王国】から旅立って行った。


世界の認識で【四種族】は、【銀製王国】発祥の新人類となっている。




「そ、そうか・・オレは初めて【四種族】を見るんだが・・・・こんなにも強いのか」




ふう、コイツが魔法使いで無くて助かった。




「ソレより・・アナタ達はこの魔物について何か聞いていないか?

この魔物は全個体が同一と聞いたのだが」


「オレ達もそう聞いた。

が・・繁殖地で主に何を狙ってたかで個性が出るようだな。

ほら見ろ、あの前傾姿勢・・アレは小動物を主食にする大型動物の特長だ」


「あのスピードの小動物となると・・ソニックラビットか」


「ああ」




成程、大したスピードだが───




「なん・・っ!?

よ、幼児が・・ソニックラビットより速い魔物に、追い付───追い抜いた!?」


「ソニックラビットとアローバードは、あやママが育てているから毎日追い駆けっこしているから」


「毎日・・。

だ、だが・・あの新種魔物はスピードだけじゃ無い。

恐らく攻げ・・き・・力───」




外人傭兵が空飛ぶ魔物を目で追う。




「数100匹の大型魔物が宙を舞うのは壮観だな」


「は、はは・・。

そういえば先刻、ソッチはパワータイプとか連絡しあっていたが・・?」


「ああ、どうやら向こうはビッグボアを狩っていたタイプらしい。

然程問題ないが」


「は、はは・・」

 

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[気になる点] 誤変換:銀星 1 正確には違うが・・人類の歴史上、80年前【銀星王国】に集まり【銀製王国】から旅立って行った。 2 世界の認識で【四種族】は、【銀製王国】発祥の新人類となっている。 …
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