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40『リャター夫人・a2ルート ( a1ルートは大人の女の素晴らしさを教えてあげましょう、bルートは刃物を持ったザレが── )。』

【( 情けない ) お詫び】

前前話は修正に気を取られ、予約投稿を忘れ・・前話は、仕事で山道を通ったのですが・・その時、胸ポケット辺りに作者がこの世で一番嫌いな生き物がへばりついていて、パニックのあまり予約投稿を忘れました。

ごめんなさい。


「まぁまぁ♡

ソレは素敵な提案ねっ・・実は今、戦闘講師を募集中なの・・♡」




リャター夫人が少女のようにパタパタと駈けながら提案してくる。

この人、40代ぐらいだけど余り年齢を感じさせないなあ。


纏う雰囲気は少女の、立ち振舞いはリンとした大人のモノだ。


・・変な性癖さえ無ければ。




「こ、講師って・・俺達傭兵ですから」


「あらあら?

元々この依頼が、護衛というより・・生徒達に色々な事を貴方(ようへい)達を通じて見せたかったのよ」




この世界で生きていこうとしたら魔物と男尊女卑は避けられない。


女生徒達に、弱いとはいえ魔物の出てくる山までピクニックに行くのは、咄嗟に魔物が出た時の対処を学ぶ為。


ザレさん他、女生徒達が『傭兵=男=危険』と、捉えていたようにいかにも男臭い職業の人間と一緒に行動させて馴れさせるのと──




「貴女の事を知らなかったから、ホントはディッポファミリー傭兵団に依頼したかったのよ?」


「えっ?」


「そうなの?」


「色々、事前調査をしたら・・あそこが一番、男尊女卑と縁遠い傭兵団だったの」


「「あぁ・・」」




犬ゴリラに襲われた時・・もし他の傭兵団、たとえばあの下種傭兵団にで救われていたら──


まあ、今ココには居ないかな。




「学園で教えられる戦闘訓練以外のモノを間近で見せたかったのよ」


「はあ・・」


「特に貴女達は・・魔法使い、しかも女性。

とても学園に欲しいわぁ♡」




ザレさんが魔法使いの知識や魔法戦闘知識が薄いのも、学園に魔法使いの常在講師が居ないから、だそうだ。




「でも・・やっぱり傭兵なんで──」


「モチロン、兼任でも良いわ。

貴女達の恩人のディッポファミリー傭兵団が確か傭兵と行商を兼任したわよね?」




あ・・・そういやそうか。

イーストさんは巡回依頼を兼任しているようなモノとか言ってたっけ。




「御姉様・・?」




う~ん・・俺達を探してるっていう権力者から目隠しになるのかなあ?


颯太をチラッと見ると・・リャター夫人をチラッと見て、俺を見てニコと笑う。




「俺達の第一目標は『故郷に帰る』、第二目標は『楽しんで世界を回る』・・なんで、その邪魔にならないというのであれば」


「御姉様・・!」


「貴女達の人生を拘束する訳にはいかないもの。

ホントは学園か・・卒業生の多くが就職する会社に来て欲しいけど・・ソレ以上は贅沢よね♡」




両手をワキワキさせながら言うリャター夫人。


・・アレ?

早まった??



◆◆◆



様子見で足につけた小さい樹脂油水筒から出したファイヤーウォールで目隠し。


その隙に横へ回り込み──

・・・アレ? 居ない?

裏をかかれたか!?




「・・幹太姉ちゃん・・下・・・」


「ん?」




そこには、ひっくり返るザレ。

( さん付けはやめてくれ、と言われた。)




「目隠しを避けられなくて、そのまま壁に突っ込みかけて・・」


「あちゃあ・・」


「「「い、一瞬であのサイズの炎を・・!?」」」




道中、『破級外』でも弱い部類の魔物が出たら俺達がサポートしつつ進み、目的地の山へ到着。


食事休憩を挟み、簡単な魔法特化の戦闘訓練。

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