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232『正義の味方では無い主人公。』

前話は、また寄○獣ネタをやったり、彩佳に蟲○ネタをやらせたりして『謎のア○タヌーン押し。』ってタイトルにすべきだったと後悔中。


自然を直接操作する大魔法を、超長距離で幾つも使って魔物を倒した。

気絶こそしないけど流石にヘトヘトだ。


父さんが簡単にとはいえ、秋原家馴染みの整体師木島さんに習ったマッサージをしてくれ───あー・・そこ・・き、気持ちイイィ~・・・って、ジキア?

鼻の穴拡げて見るモンじゃないですよ?


今もまだ、無数の魔物が残るも・・数時間の余裕が出来た。




「ガチのロボットは無理かなあ。

絶対酔うよ」


「「「えー」」」




えー、じゃない。

理想のロボットをアレだコレだと話し始める『ソッチ側』の人達。

誰だ「 螺旋・・ 」とか言ったの。


いや、だから変形も合体もしないって。


【ファフニール】みたいな物は作れる。

けどなあ・・巨大な人形で格闘戦をやらせたって、魔法操作するのが俺である以上───颯太や源太ちゃんの劣化版になる。


今の颯太や源太ちゃんは、そういうレベルだ。




「だから秋原家でやった事・・移動要塞をヤろうかな、と。

さっきリャター商会の護衛に行ったら調度良い岩が幾つか有ったし・・俺は移動しながら戦うのが効率良さそうだ」




チラリとディッポファミリー傭兵団の方を見る。

皆は暫く「 ん? 」となりつつ・・ハッと気づき、ニヤリと笑う。




「こんな世界を行商するのもオツなのである」


「あの家での戦い方は熟知しとるしの」


「俺だけはカンタさんを助けるってあの日の晩、誓ったッス!」


「あ、あああ・・あの日の晩!?

何ですのソレっ!?

わ、ワタクシも御供いたしますわ!」


「はあ・・。

今度からアタシ、二人がかりで・・かあ」




彩佳が何に溜め息をついたのかよく分からんけど了承は得られた。

『魔物と戦いつつ』『行商』───

初めて異世界へ行った時にディッポファミリー傭兵団とやってた事だ。




「【北の村】や【国境の村】やその他、そして【銀星王国首都】の都市機能を回復したいんです」


「ソレは商売人の立場から言わせて貰えば急務ね~、下手したら億単位の魔物より物資不足は深刻だわ~」




リャター夫人の言葉にパラヤンさん父娘たち商売人や【人土じんど村】全種の工場代表者が頷く。


人土じんど村】を動かす必要最低限の『食糧』『水』『燃料』は倒した魔物から賄えている。


急務は急務だけど、魔物を凌ぐ間は何とかなるだろう。


ソレ等を確認して、リャター商会から来た人達・・つまり、ザレを含む『【人狼じんろうの巫女】候補』に顔を向ける。




「・・【人狼じんろう】の元長を見たろ?

俺の【巫女化】も制御の目処はたってきたし、強制はしない。

後は君達がどうするか、だ」


「・・・・」




ザレは俺の隣に立つ。

何時もの笑顔で。


女生徒は皆が一緒に鼓舞しあう。

洗脳を解く側、解かれる側、揃っているからな。


卒業生達はリャター夫人の方を向き、リャター夫人は何時もの・・柔らかな態度の中に凛とした瞳で見つめる。


皆、聞くまでも無いって感じだな。




「彩佳にも頑張って貰う」


「あ・・アタシ?

そりゃ頑張るのは良いけど・・何企んでんのよ?」


「世界征服」




サラリと言った俺の台詞を、皆の脳が処理するのに・・やや時間がかかる。




「制服?」


「征服」




時間をかけ、理解した後の反応は様々だ。


人土じんど】は・・一瞬呆気に取られつつ、俺にひざまつく。


人花じんか】は・・ポカンとしつつ、ビタが軽く御辞儀をし皆がソレに賛同する。


女性陣、特に酷い差別や暴力を受けた女学園生徒やディッポファミリー傭兵団の奥様方は腹を抱えて笑いだす。




「か・・幹太、ソレは日本人である私達が決めて良い事かいっ!?」


「国として見れば経済とか治安とかソコまで悪くないけど・・全部『男』限定だし。

せっかく救っても、支配者が同じなら男尊女卑とか無くならないよ、王様はリャター夫人か山柄さんがやれば良いんだ」


「僕は良いと思うな。

街を歩くたんびに幹太姉ちゃんや僕に悪口言ってくる人とか居たしねぇ」


「ザラクス殿の妻も、ソレに殺されたと思うたらのう・・儂もソコまでこの世界の仕組みを庇えんわい」


「逆らう人間は・・」


「取敢ず、男尊女卑野郎だけ彩佳に【人茸じんたけ化】して貰う」




そもそも・・この世界の歴史において、『女』が重要すぎる気がする。


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