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206『お父さんも『ヒュンッ』て、させるぐらいがイイ妻だって言ってたわ?』

やっとメンテナンスが終わって投稿出来ます。

( 投稿時間が遅れたからといって、メンテナンス期間がお仕事中だったので沢山書けた訳では無いのが・・ ( 泣 ))

 

「ペ、ペリオラ団長・・と、アヤカ様?」


「おいっ!?」


「アタシ、そーゆーのクワガタ達だけで良いんだけど・・」




人土じんど村】へと進む俺達の下に集まる完全洗脳者。


その中にペリオラ傭兵団員がいた場合・・【人土じんど】達と【巫女化】していない俺と颯太が魔力吸収をして、気絶させる。

( 初めてザレに対して使ったような、気遣った吸収の仕方じゃない奴。

なので頭が白むような『アレ』は無い。)


ソレ以外は彩佳のキノコの胞子。


ただ稀に、彩佳のキノコで意識を取り戻した完全洗脳者の中でペリオラ傭兵団員が交ざっていたりする。


ペリオラ傭兵団は本来3000人以上の傭兵団らしいんで、ペリオラさんの知らない( パスの繋がらない )下ッパも居るようだ。




「体内のキノコが魔力を貯め、その魔力同士でパスを繋げる・・というのは、体内の【スライム細胞】でパスを繋ぐ我々に近いですね。

・・我々の方が、より強い忠誠心ですが」




なんなん・・その、微妙なジェラシー?




「この【巫女】って奴・・アンタ達チート組が感情まで分かるっていうけど、ソレに近いのかしら」


「ふーん」


「ただ、やっぱ・・実際なってみて分かるけど、『三者』を先祖に持たないのと関係あるのか・・『三種族』には劣るわね」




人土じんど】と【巫女】としての俺は【スライム細胞】を使ってパスが繋がっている。


けど、【スライム細胞】を持つ前から魔力を持つ(魔法使いだった)俺は・・【人土じんど】特有の一体感はない。


彩佳の言うところの、『三者』を先祖に持たない・・飽くまで、他の皆と同じ仲間だ。


───で。

洗脳が解けた ( ・・というか、洗脳と同居しているハズの ) 完全洗脳者。




「何つったらイイんですかね?

頭ン中に・・魔女様と、アヤカ様と、今までのオレが居る感じですね?」


「優先順位とかは?」


「今言った順です。

ただ魔女様は声が大きいだけで、従いたい気持ちはあるけど意味不明っつうか。

アヤカ様はその逆、分かりやすいけど小声で」


「「「 小声 」」」




俺と颯太とジキアの声がハモる。




「何か?」


「「「 んーん? 」」」




微笑む彩佳に、再びハモる俺と颯太とジキア。




「さっきまでは、魔女とコイツが一方的に繋がってたのに対し・・今はその中間にアタシが小さな(セキュリティ)として有る───って所かしら?」


「だな。

ちなみに元のお前は魔女と彩佳に命令されて何とも思わないのか?」


「『なんでオレ様が女如きに』と思いつつ、『まいっか』ってなってます」




はい、洗脳継続けってー。

やっぱりディッポファミリー傭兵団やウエスト傭兵団、黒い川騒動で改心してくれた傭兵団の方が珍しいんだなあ。




「生殺与奪は全部彩佳に任せるよ」


「爆弾背負わせて敵陣に突っ込ませるとか、伝染病に感染させて敵国へ送りこむとか・・ああ、コイツん中の黒キノコを生命維持ギリギリまで繁盛させるってのもアリね」




・・うん。

後ろでジキアが引いているって分かったけど、ソレはジキアがまともな教育を受けているからだよ?




「リラキアさんに感謝♡」


「・・感謝しまス」




そのリラキアさんも若干引いているけど気にしない。


『ヒュンッ』となっているジキアを宥めつつ、更に【人土じんど村】へと進む。




「まあ、生命維持ギリギリまでってのは冗談にしても・・少しはキノコの育成を手伝ってもらわなきゃね。

予想より戦場の完全洗脳者が多いわ」


「うーん・・やっぱり最初の作戦通り、極大爆発魔法バンカーバスターで呼び寄せた連中が集まるまで待った方が良かったか?」


「良し悪しであろうな。

まとめて叩くチャンスか、仲間と合流しやすくなったチャンスか」




源太ちゃん達と合流出来れば、かなり選択肢は増える。

このまま突っ切ろう。

 

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