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188『結婚年齢に関する法律は特に有りません。』


「───と、いうワケで・・。

お・・御二人はウチの妹カップルをしゅ、祝福していたんですよ」


「そ、そうか・・覚えていないがオメデ───ぐっ!?

か、可愛い・・俺達はこんな娘を!?」


「クラッゲ、情けない事を言うな!

ソウタちゃんは幸せなんだろう!?

ならオレ達の出る幕じゃない!

オレ達が護らねばならない乙女はアソコに居る!」




御免なさい御免なさい御免なさい。

俺は颯太の幸せのために鬼になります。


せめて貴方達の幸せは【空の口】を倒す事でサポートします。


・・でも責任逃れみたいに聞こえるだろうけど、そう悪くないカップルと思う。


まず彼女の方は本来、男尊女卑の世で稼ぎのある善人を捕まえられる事は奇跡に近い。


実際、何でソレでこんなに明るく優しい娘になれるのか不思議なくらい行商中、イジメや差別を受けたそうだ。

( 以前一度だけ母親が泣きながら告白してきた。)


クラッゲさんナムァコさんにとっても、そんな健気な彼女は超優良物件だ。


・・父さんと彩佳はゴミを見るような目で見ているけど。




「本当に彼等は善意溢れる良い人なんだよ?」


「人格は素晴らしい人なんじゃないか?

非社会性の性癖なだけで」


「幹太、ゼッッ・・タイに颯太へ近づけちゃダメよ?

こんなんに万一にも惚れられたら・・」




済みません、理太郎君とのことが無ければ 「 有り 」 だと思っていました。




「何の話なの?」


「俺は理太郎君との幸福を望んでいるって話しだ」


「うん♡」




・・まあ父さんと彩佳も、ポロヤンさんと同じでしばらく暮らしていたら彼等の善意が分かるだろう。

───で。




「お久しぶりです。

御二人とも」


「「お久しぶりです」」




受付さんとその同僚さんだ。

彼等は最初、ココにくるつもりはなかったらしい。


けど・・俺達の取敢ずの目的地が 「 ウエスト傭兵団 」 と聞いた受付さんが、急に俺達と行動をともにしたいと言いだしたそうだ。




「ウエスト傭兵団と聞いた途端に胸が絞めつけられて・・」


「あー・・ウエスト傭兵団って、イケメン揃いですしね。

俺はイケメンって、ちょい苦手なんですけど」


「うふふ、彼等は顔だけじゃ有りませんよ。

貴女の御父様と同じで♡」


「はい・・・・・・えっ?」



◆◆◆



流石に大所帯になった。

もうすぐ50人という数だからな。

少々の食糧など、一瞬で無くなる。




「あっ、【ビッグボア】だ!」




颯太が一走りで追いつき、一撃で仕留めて担いで持って帰る。


皆がザワめく。

俺達のチカラを耳にはしても───

実際のチカラを目にするのは初めての人も多い。


父さんが 「 そ・・そういえばデカイ猪をお手玉みたいに云々言っていたな・・ 」 とツブヤくのを横に・・颯太が家に飛びうつるため【ビッグボア】を担いだまま10m近く跳ね───




「お待た・・せ───あ、アレッ!?」


「颯太、鳥だ!

何かデカイ鳥が二匹、スー・・っと」


「がっ・・【ガルーダ】の群!?」


「ひぃッ!?

残りの一匹が・・」


小半力・(クォーター・)非爆発型貫通弾魔法(スナイパーライフル)!」




【ガルーダ】と呼ばれる魔物の頭だけにダメージを与える。


先ずは俺達に攻めてきた【ガルーダ】、次に二匹係りで【ビッグボア】を掴んで飛ぶ【ガルーダ】の片割れを射ち落とす。




「【ガルーダ】って、『村破級』じゃなかったんだなあ」




小半こなからでもオーバーキル気味だよ。




「いやいや、かなり上位の『村破級』である。

成長した・・とは思っていたが、ファミリー(ワシ等)と一緒にいた頃よりスゴい魔力だな」


「アタシ等も魔力が上がってたから高山にほんトレーニングっての、納得してたけど・・幹太が吸った【アジ・タハーカ】の魔力───

・・アレってどうなったのかしら?」


「そ、そういえば・・山柄総代表達は然程魔力が上がった感じでは有りませんでしたな・・。

・・と、いうことは・・魔力特化型街破級のほぼ全魔力を【巫女】様お一人で───」


「ひ・・人、一人で納められるモンなんかの?」




まあ納めたし。


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