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131『や~ま~え~!? このクソ人間共があ・・っ! たさか~口悪いぞ!?』

すみません。


前話にて、結界魔法を幹太・颯太・源太の三人にしかかけていませんでしたが、リャター・ザレ・ビタにも結界魔法をかけたと修正しました。


「小娘風情が・・!

ちゃんと倒したか・・だと?

倒したに決まっているだろう!

あの高速で飛びまわるクワガタをボクの華麗なる魔法で一匹づつ穿ち倒したのさ」




【人土】No.1魔力の持ち主 ( 自称 ) の田坂。

今見える魔力ではそんな大した感じには見えない。

異世界に居たころのザレにちょい劣るぐらいか。




「貴様等も多少魔力を持っているようだが・・貴様 ( 幹太 ) は魔力が漏れまくっているし、後ろの貴様等 ( 異世界組 ) は魔力の着膨れ。

魔力の制御が出来ていない証拠だ」




俺の魔力が漏れまくっている?

颯太達に陽炎魔法や結界魔法を、パスを通して遠隔操作している事か?


リャター夫人達の着膨れ・・ってのはコッチでは有りえない『魔法使いで無いのに魔力を持つ存在』に、結界魔法で被っているからか?

( 俺の結界魔法を彼女等自身の魔力と勘違いしている? )




「───って言っているんだけど・・」


『あらあら。

体幹を見ても、あまり己を律している人とは思えないわねぇ』


『言葉は分かりませんがワタクシ、あの人・・嫌いですわ!』


『しょっぱい・・』


田坂アレは、確かに魔力は【人土ワタシら】イチなんだけどね・・。

まあ、見ての通り人格と───魔力制御が御粗末なんだよ」




だから【歪み】も、力任せに強引に、封印するしか出来ないらしい。


だから【人土】の中でも微妙な地位にいる、らしい。


だから、手柄が欲しくて欲しくて仕方ないらしい。


・・阿保か。




「じゃあ【ナーガ】もなんとかしろよ」


「はっ!

アレは【空の口】の手勢の中でも最強部隊・・こちらの準備が3000人は居るとも分からんのか。

これだから雑魚は───」




3000人って、『街破級』レベルじゃん。

【真・ファフニール】レベルじゃん。

何処のゴ○ラだよ。

TV見ろよ。

ク○ボーなみにポコポコとヤられているよ。

チェーンソーを前にした神みたいに斬り裂かれているよ。




「・・ほっとこ。

山柄さん、ココの【歪み】は見つかっているんですか?」


「いいや。

スパコン四台だとカバー仕切れないんだよ」


「ふ・・フフッ・・フフフ!

気品が無ければ人望も無い。

人手が無い!

だがボクは違う!

今・・ボクの手勢による人海戦術で辺り一帯 (【ナーガ】が居るトコ以外。) を探していて、【歪み】など直に見つか───」


「広域時空震探査魔法、っと!

・・んー、あの山の中腹辺りに【電波障害】有りますね」


「・・は?」


「頂上が平らに拓けてるね。

アンタの弟等が終わったらヘリを彼処へ降ろそうか」


「・・・・ああ?」




何処かに電話していた、田坂の後ろに控えている秘書みたいなんの一人が・・顔を青ざめさせる。




「あ・・あの・・万が一にと、本部にあの山限定で探査させたら・・あ、『当たり』だと・・」


「はあぁぁぁ・・っっ!?

そん・・!?

ば、馬鹿を言うな!?」


「あっ、颯太と源太ちゃんからのパスで『終わった』って」


「【てれび】でも動く【ナーガ】は居なくなったわよ」


「・・っっ!!?!??」


「ヘリの整備は終わったかい?

スグに出るよ」


「ちょ・・待っ」




颯太と源太ちゃんが俺からのパスを辿ってこの広場へ来たんで、陽炎魔法を解く。


田坂達からは突然、超絶美少女達が現れた事に驚いているようだ。


山柄さん側のスタッフからスポーツジュースを貰い、二人に結界魔法を張りなおして皆でヘリコプターに乗りこむ。


扉を閉める直前───田坂が駆けよる。




「きっ、貴様何者だ・・!?」


「さっき、山柄さんが言っていたろ。

ただの協力者さ。

あんた等のお家事情は知らない。

だけど山柄さんと俺の仲間の侮辱は許さないぞ」


「ふ・・ふん、なら今度は・・【歪み】をどちらが先に封印出来るか勝負だっ!」




勝負て。

んな事している場合じゃないだろ。

田坂達も広場の別場所に待機してあったヘリにて付いてくる。

ストーカーか。


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