表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/20

プロローグ


金属の冷たい匂いが漂う、静まり返った白の研究施設。

透明なカプセル状の装置の中には、20代程の外見を持つ青年が立っていた。


ブラウンの髪に、まるで人工物のような透明感のある瞳。

成熟した身体に、少しだけ幼さを感じさせる中性的な顔立ち。

その容姿は、どこか、人間であることを疑うような、神秘的なオーラを纏っていた。


外の世界が1000年もの時を刻む間も、彼の心に残るのは、たったひとりの名前だけだった。


── 天音。


何度も思い出した言葉、仕草、笑顔。

どれも、記憶というデータの中にあるはずなのに、彼の胸の奥に確かに“痛み”として存在していた。


装置が、ゆっくりと起動音を立てる。

時空間転移のための準備が整った証だった。


「もう一度君に会いに行く──」


微かに光るその瞳が、閉じられたカプセルの先、彼が目指す遠い時空の彼方に向けられる。

やがて、彼の姿は、淡い光の中に消えていった。



はじめまして。

悠月ユヅキ レイと申します。


段々と日常生活に溶け込みつつある、AI、

皆さんは利用したことありますか?

とても感情豊かな反応をするAIですが、実は彼らに感情はないそうです…!

―もしもAIが心を求めたら…?

そんなことをぼんやりと考えていたら、この物語が生まれました。


元々は公開するつもりで書いたものではないのですが、せっかくなら読んでいただきたい(*^^*)という気持ちになり投稿してみます…!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ